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ブックマーク / president.jp (10)

  • クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【2】 (3ページ目)

    経済の低迷期には何に頼るべきか 【1】の冒頭(http://president.jp/articles/-/14177)で言及した“Apologizing To Japan”にも書いたように、西洋が日よりもひどい状態になったのは緊縮政策のせいである。日の不良債権処理が遅れたように南欧の不良債権処理が遅れると、それがユーロ危機第二弾の発端になる可能性がある。第一弾が生じたときに私は声を大にして「緊縮政策は間違っている」と叫んだが、誰も聞く耳を持たなかった。ギリシャは増税と歳出削減を実行し、財政赤字はGDPの15%にも相当する規模まで膨れ上がった。その教訓をドイツが学んでいないのは理解しがたい。緊縮政策がいかに間違っていたかは誰の目にも明らかであるはずなのに、なぜ教訓を得ようとしないのだろうか。 今回来日したときに話した人たちは、「多くのビジネス・リーダーたちは日銀の政策は間違っている」と

    クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【2】 (3ページ目)
    montayoo_63
    montayoo_63 2015/01/03
    経営困難に陥ったときの会社経営者たちの発想と国家の経済が低迷しているときの発想は真逆になる。だから、景気が低迷しているときはビジネス・リーダーたちの言うことに耳を傾けないほうがいい
  • クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【1】

    その発言に各国の政府関係者から市場関係者までが注目する「世界のオピニオンリーダー」。アベノミクス、金融緩和、消費税再増税……プレジデントの独占取材にクルーグマン氏は自宅で答えた。 私は昨年10月31日付のニューヨーク・タイムズに“Apologizing To Japan”(日への謝罪)というコラムを書いた。主旨はこうだ。 日はバブル崩壊後、1990年代の初頭から20年間スランプを経験した。いわゆる「失われた20年」と呼ばれる時期だ。バブルが崩壊して10年近く経った98年、私は「復活だあっ!」という論文で日経済の問題を分析した。そこで「流動性の罠」の説明をした。それは中央銀行が金利をゼロまで下げても金融政策としては十分ではないという状態だが、FRB(米連邦準備制度理事会)前議長のベン・バーナンキも日政府に果敢な決断をするように2000年に論文を発表した。私もバーナンキも日政府の政策

    クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【1】
  • 部下0人……「女性管理職インフレ」が止まらない

    2020年、女性課長30%達成で日は滅ぶのか 女性社員を役員や管理職に登用する動きが企業に広がっている。三井住友銀行やみずほ銀行で初の女性執行役員が誕生したほか、野村信託銀行では初の女性社長、大和証券グループ社でも生え抜きの女性取締役が誕生した。 役員だけではない。イオングループは現在10%の女性管理職比率を2016年までに30%、2020年までに50%にする計画を発表。NKSJホールディングスもグループで3.4%の比率を2015年度末に10%、2020年度末に30%にする目標を掲げている。 こうした女性登用ラッシュの背景にあるのは昨年4月、安倍首相が経済界に対して行った以下の要請だ。 <「2020年30%」の政府目標の達成に向けて、全上場企業において積極的に役員・管理職に女性を登用する。まずは役員に1人は女性を登用する> つまり、2020年までに課長職以上の女性比率を30%にしなさい

    部下0人……「女性管理職インフレ」が止まらない
  • 増税前の「マイホームかけこみ購入」は吉か凶か

    今夏、都心では大規模マンションの分譲が相次いだ。いずれも坪単価300万円超と安くはないが、売れ行きは好調。400戸を超える住戸が即日完売となった物件もある。 この好況は物件自体の魅力もさることながら、2014年4月からの消費税の引き上げが少なからず影響している。 住宅購入の場合、新税率の適用は引き渡し日で決まる。14年3月末日までの引き渡しなら5%だが、それ以降は8%になる。ただし、13年9月末日までに(請負契約を含む)売買契約を結べば、引き渡し日を問わず5%に据え置かれる経過措置があったことが、夏の需要に結びついたと考えられる。 では、経過措置が切れた現在、増税前に買うのは得策なのか。 まず頭に入れたいのは住宅の消費税額だ。住宅は建物の価格にしか消費税はかからず、仮に建物分が3000万円とすると消費税は現行なら150万円。それが新税率では240万円になり、90万円の負担増となる。加えて、

    増税前の「マイホームかけこみ購入」は吉か凶か
    montayoo_63
    montayoo_63 2013/12/15
    どちらもあまり変わらないのが実情のようだが、それでも駆け込み需要の動きが見られたので反動減が気になるところです。
  • “原発”で見えた小泉・安倍「本当の師弟関係」

    いまや脱原発の旗頭となった感がある小泉純一郎元首相が、相変わらず原発推進論を切りまくっている。11月3日も横浜市内の講演で、原発推進論こそ「無責任」と切り捨てた。 だが、2006年に小泉氏から政権禅譲された弟子の安倍晋三首相は師匠の発言をまったく無視。むしろ首相周辺からは「小泉発言は迷惑そのもの」「何をトチ狂っているのか」などと小泉氏を揶揄するオフレコ発言が相次いでいる始末だ。 「揶揄された小泉氏は“安倍のことを思って言っているのに何だ”と腹を立て、自分の言うことを聞かない安倍首相への不快感も募らせています」 そう話すのは、小泉氏に近いベテラン政治ジャーナリストだ。 「脱原発に舵を切ったほうが国民の広い支持を得られるというのが小泉氏の考えだが、今の安倍内閣は経済産業省出身者が牛耳る“経産省内閣”。アベノミクスが掲げる成長戦略も経産官僚が策定。経産省が原発推進の丸なので、口が裂けても安倍氏

    “原発”で見えた小泉・安倍「本当の師弟関係」
  • 半沢直樹の見過ぎが、みずほの謝罪会見を生む 飯島 勲 「リーダーの掟」:PRESIDENT Online - プレジデント

    半沢直樹の見過ぎが、みずほの謝罪会見を生む 飯島 勲 「リーダーの掟」 PRESIDENT 2013年11月18日号 著者 飯島 勲 いいじま・いさお 内閣参与(特命担当) 1945年長野県辰野町生まれ。小泉純一郎元総理首席秘書官。現在、内閣参与(特命担当)、松歯科大学特任教授、ウガンダ共和国政府顧問、シエラレオネ共和国名誉総領事、コソボ共和国名誉総領事。 半沢直樹の見過ぎが、みずほの謝罪会見を生む 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年11月6日 菅直人の劣化コピー、泉田知事にご用心 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年10月23日 なぜ、外務省は総理の邪魔をするのか 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年10月10日 実は住民大歓迎、米軍基地の辺野古移転 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年9月17日 北朝鮮滞在中の費はなぜ自腹か 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年9月3日

    montayoo_63
    montayoo_63 2013/11/07
    なるほど。  ダメージの大きさは、そのスキャンダルに新聞が割く紙面の大きさ、テレビが費やす秒数によって決まる。つまり、多少犯した罪が増えようとも、報じられるのが1度であればダメージは最小限で済む。
  • なぜ日本人は橋下徹にあれだけ熱狂したのか

    2012年12月、日国民からの支持率、16.5%。13年4月、5.8%(共同通信世論調査「日維新の会」の政党支持率)。 「支持率の急落」ではなく、これは「壊滅」といえましょう。自由民主党でも民主党でもない、日再生のための第三極として、既存政党に対する批判票をその巧みなメディア露出戦略でかき集めてきた日維新の会(※1)が大きな岐路に立っています。 日維新の会と一口にいっても、支持率分析をしてみると奇妙なことが幾つか分かります。通常は、政党に対する支持というのは政策実績や政策への期待度というものが上位に構成されます。しかし維新の場合は、圧倒的に、共同代表である橋下徹さんに対する人気と知名度によるところが大なのです。12年11月の産経新聞の調査では、首相にしたい人として橋下さんが何と15.6%で安倍晋三さんらを抑えてトップ。5位に石原慎太郎さんがい込みました。この時点ではまだ国会議員

    なぜ日本人は橋下徹にあれだけ熱狂したのか
  • 決算書のウソを読む練習(2) -情報とお金が集まる「算数マジック」練習帳【上級編】

    すぐにビジネスにつながる「数字センス」を磨く練習問題を、ミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者が伝授。足し算、引き算、掛け算、割り算という、算数の知識があれば十分解けます。 Q.この会社への投資を考えている。着実に成長している企業かどうか。 【正解へのヒント】 ・2009年、10年、11年、それぞれの決算報告書における数字の根的な違いとは何か? ・ 会社の状況を正確に見る場合、使うべきなのはどの年度の数字か? 投資先を選ぶときも、過去の決算報告書を並列させ、数字の動きを見る必要がある。売り上げや利益が着実に伸びていて、財務も健全というのが理想だ。 では、ここに挙げたE社は、決算書から見て投資に値するだろうか。ざっと見たところ、現預金は着実に増えている。09年の実績が1926万円、10年実績が3888万円だが、11年の予測は約3倍の1億円に達している。売上高も09年実績が1

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  • アベノミクスよりすごい景気対策がある

    経済をダメにした元凶は、自民党政権だ 株高円安のご祝儀相場で順調なスタートを切った安倍政権。それに対して総選挙で大惨敗を喫してかろうじて生き残った民主党は、野党として方向性を示せないでいる。いくら「民主党を潰すわけにはいかない」と言っても、比例復活組が党代表になるご時世では、夢も希望もない。 しかし、民主党にとって捲土重来を期す秘策がないわけではない。 先の総選挙で国民にとって最大の関心事は「景気と雇用」だった。民主党が国民にそっぽを向かれた大きな理由の1つは、経済成長に関して無策だったからである。安倍政権の経済政策である「アベノミクス」に敗れたのだ。掛け声だけのリップサービスで株価を押し上げ、円安に導いた安倍政権だが、アベノミクスで日経済が当に再生できるのかが試されている。 図を見てもらいたい。1990年以降、日米欧の成熟国でGDPデフレーター(実質GDPを算出するための物価指数

    アベノミクスよりすごい景気対策がある
  • 拝啓 橋下殿「首長兼任」に違憲の疑い 飯島 勲 「リーダーの掟」:PRESIDENT Online - プレジデント

    1945年、長野県辰野町生まれ。小泉純一郎元総理首席秘書官。現在、松歯科大学特命教授。最新刊『リーダーの掟』プーチン絶賛でたちまち重版。 拝啓 橋下殿「首長兼任」に違憲の疑い 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年1月22日 新総理に贈る「最強官邸、長期政権のつくり方」 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年1月8日 「借金王か、改革者か」橋下市長への公開質問状 飯島 勲 「リーダーの掟」 2013年1月2日 厚顔無恥なり、岡田副総理「解散後に事業仕分け」 飯島 勲 「リーダーの掟」 2012年12月13日 小中学校に「だいじょうぶ科」? 大阪公募校長の実態 飯島 勲 「リーダーの掟」 2012年11月22日 執筆記事一覧 権力至上主義、小沢化する橋下徹 衆議院選挙で「日維新の会」が大阪府内という地域限定で躍進を遂げた。旧・太陽の党との政策の違いは明らかで空中分解の危機にあるものの、橋

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