「おおかみこどもの雨と雪」を観た。 すごいものを見てしまった、と思った。感動とは違う。よかった!!と手放しで言える感じでもない。正直、ぐったりした。幸福と絶望を同時に目の前に突きつけられてくらくらした。 何をどう書くか迷って2週間経った。うまく伝えられる自信がないし、なんて感情的な私情なんだろうって思われそうな気もする。でもこの映画のすごいところは、観た人がみんな何らかの私情に基づいて口を開かざるを得ないところだと思うし、そういう方向の創作物としての強度を持ってるし、いろんな人が喧々諤々してるのを見ていて楽しいし、やっぱりもやもやを吐き出したいので自分のために書く。 おおかみこどもの雨と雪。もうタイトルだけで正直だいたい予想つく。「なんらかの事情があって狼の血がはいってる子どもが2人いて、それが雨と雪って名前なんだなあ。まぁ名前はきっと生まれた日の天気からとってるんだろう。100%人間では