東京・新宿のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて、「ライト・[イン]サイト -拡張する光、変容する知覚」展が開催されている。開催期間は2009年2月28日まで。 同展は、「光」と我々の「知覚」を探求する12作品が展示された企画展。知覚と認識の変容などが体感できる実験的なインタラクティブ作品や、興味深いプロジェクトが紹介されている。 サンキュウ―インストゥルメント ニューヨーク在住のインゴ・ギュンターの作品。暗い室内を歩いていると、不意にストロボが発光する。その直後、そのストロボ光によってできた自分の影が、壁面に一時的に焼き付けられるという作品。自分の影だけが固まって動かず、観客は影の足元から離れて自由に動くことができるという、不思議な体験ができる。「人々が無邪気にシルエットと戯れ始めるという開放的な側面を持ちつつ、1945年に広島に原爆が投下された直後の閃光、そして瞬時