日産自動車は今年の「CEATEC」で小型の移動ロボットカー「BR23C」と、「ロボティックエージェント」を出展、基調講演も行なった。クルマ技術の運動性能面での革新と、運転者/搭乗者とのコミュニケーション、インターフェイス技術としてのロボティクスに着目しているという。ロボティックエージェントはコンセプトカー「PIVO」ならびにその発展形である「PIVO2」として「東京モーターショー」でも披露されている。「PIVO2」の技術面は自動車技術協会の公開フォーラム「ヒューマトロニクス ―安心感の獲得をめざして、人工物と人間の関わりかたを探る―」でも紹介された。 ロボットの研究開発を行なっている自動車会社には他にホンダ、トヨタがある。だが日産自動車の場合は、「ロボット」の研究をすることが目的ではなく、あくまで将来的にクルマに搭載する技術としてのロボティクスに着目しているという。ただ、筆者にはどうしても