6日、四川省成都市の飛行場で滑走テストを行った次世代ステルス戦闘機「殲20」。尾翼の作動を確認している6日、四川省成都市の飛行場で滑走テストを行った次世代ステルス戦闘機「殲20」 【成都(中国四川省)=峯村健司】レーダーに探知されにくい中国軍の次世代ステルス戦闘機「殲(せん)20」の試作機が6日、成都の軍系航空機メーカー「成都航空機工業集団」の飛行場で滑走テストを行った。朝日新聞が直接確認した。インターネット上で試作機の写真が出回っていたが、中国外務省は同日の会見で、次世代機を開発しているかどうかの確認を避けていた。 同社関係者によると、共産党軍事委員会高官や空軍幹部がテストを視察した。当初は同日、テスト飛行も行われる予定だったが、急きょ中止になった。何らかのトラブルが発生した可能性がある。