この春から新社会人として働き始め、少しずつ自分の会社のいいところと悪いところが見えてきた、という人も多いだろう。 仕事に慣れてくると、ふと会社の愚痴をフェイスブックなどのSNSに書きこんでみたくなることもあるかも知れない。ツイッターにはこの時期、「配属先がきつすぎる」「研修だるい」といった呟きが大量に寄せられている。 そのような会社の愚痴も、匿名のアカウントで、書き込みも具体的には何のことなのか分からないというのなら問題ないかもしれない。だが、実名で登録し、実際にどの企業に勤めているかも公開しているとなると、話は変わってきそうだ。 SNSへ仕事の愚痴を書き込むのは、どの程度までなら許容範囲と言えるのだろうか。絶対言わない方が良い「NGワード」のようなものはあるのだろうか。また、SNSへの書き込みが原因で解雇されたケースはあるのだろうか。労働問題に詳しい石川清隆弁護士に聞いた。 SNSという