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ブックマーク / toyokeizai.net (127)

  • 血液クレンジング騒動で見えた広告規制の限界

    「施術中、指先がポカポカしたので効果があると信じ込んでしまった」 ブロガーの「はあちゅう」こと伊藤春香氏は2012年、当時運営していたサイトのクーポンを使って血液クレンジングの施術を受けたことを、ブログに投稿していた。 「血液クレンジング」とは、100ccほどの血を抜き、オゾンを混ぜて再度体内に戻すという仕組みで、オゾン療法とも呼ばれる。冷え性や美容に効果があるとして、はあちゅう氏だけでなく多数の芸能人や著名人(インフルエンサー)が、黒っぽい血が鮮やかな赤に変わる写真とともにSNSで拡散していた。 これについてネット上で疑問視する声が飛び交い、10月17日には美容外科医の高須克弥氏がツイッターで「意味ねぇよ。おまじないだよ」と効果を否定。はあちゅう氏も過去の投稿を削除するなどの炎上を巻き起こした。 血液クレンジングを行っている各クリニックのホームページには、冷え性、アレルギー、認知症、がん

    血液クレンジング騒動で見えた広告規制の限界
  • あの4Kテレビが「暗い」というとんでもない衝撃

    「なぜ、4Kテレビをたくさん売ってしまったのか……」 首都圏某所に店舗を構える中小電器店の店主は悔悟の日々を送っている。昨年12月に高精細、高画質を標榜し鳴り物入りで始まった4K8K衛星放送。この店では4K放送が始まる前までに1台30万円ほどの「4Kテレビ」をなじみの客を中心として、数十台売った。 「4K放送の映像は別世界」「東京五輪はきれいなテレビで見たほうがいいよ」。昨秋、店主は顧客らに繰り返しこう勧めた。4K8K放送は2K(フルハイビジョン)よりも鮮明な映像が売り。テレビCMやパンフレットなどにうたわれていたフレーズを売り文句とした。 ところが、昨年の放送開始からほどなく、この店主は4Kテレビの販売をきっぱりやめてしまった。理由は放送を見た客の反応があまりに「想定外」だったからだ。 いざ4K放送が始まると、テレビの購入者から「画面が暗い」「暗すぎて鮮明かどうかもわからない」との苦情が

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  • この法律が日本を「生産性が低すぎる国」にした

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  • 「香港のデモ」に中国人が送る超冷ややかな視線

    セシリア・チャンはどちらかというと、香港の抗議者たちに賛同するだろうと思われるタイプの中国人である。アメリカの一流大学に通った彼女は、外国メディアからニュースを得ている。過去4年間香港の金融業界で働いてきたチャンが中国土に戻る予定はない。 だが彼女は、香港の人々がなぜ街頭で抗議デモを続けるのか理解できないと言う。それどころか、デモをやめるべきだと考えている。 香港は勢いを失いつつある都市 「香港の景気は今年落ち込むだろう。あれだけストライキが起こったのだから」とチャンは言う。「どうして何の利益にもならないことをするのか、私にはわからない。こんなことをして何が得られるというのだろうか」。 香港から中国土への犯罪容疑者の引き渡しを認める法案に対する抗議活動に、多くの中国人が反対するのはそれほど驚くことではない。彼らが目にする報道は、中国政府による検閲を受けたものに限られるからだ。 意外なの

    「香港のデモ」に中国人が送る超冷ややかな視線
  • 吉田カバンと土屋鞄はこんなにも進化している

    毎年、同社は春と秋に新商品展示会を東京と大阪で開催する。各新商品の特徴を、担当者が取引先(小売り店のバイヤーが多い)に説明して回るスタイルは、ずっと変わらない。筆者はほぼ毎回訪れ“定点観測”してきた。その中で見えてきた傾向もある。 そこで同社を中心に、競合の土屋鞄製造所のこだわりも紹介し、カバンに対する消費者意識とメーカー訴求を考えたい。 カバンはあくまでも「物を運ぶ道具」 まずは吉田カバンの横顔を簡単に紹介しよう。創業は1935(昭和10)年、来年で85年となる老舗だ。業績も好調で売上高は約182億円(2018年5月現在)。2011年5月期は約130億円だったので7年で50億円も伸びた。 「PORTER(ポーター)」と「LUGGAGE LABEL(ラゲッジ レーベル)」という2大ブランドがあり、これらブランドの中に200以上のシリーズ数がある。すべてのカバンを国内の職人が手作りで行う「日

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  • グーグルマップ「突然の劣化」はなぜ起こったか

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  • 「ビアードパパ」意外と知られていないその全容

    家族へのお土産や、ちょっとした自分へのごほうびとして、真っ先に思い浮かぶスイーツ――。シュークリームは、そのトップ3に入るのではないだろうか。身近で、手づかみで気軽にべられるところから、家庭的、懐かしいイメージも付随している。 その典型的なシュークリームのイメージを体現しているチェーンが、“できたて作りたて”シュークリームをうたう「ビアードパパの作りたて工房」だ。 2019年4月で20周年を迎えたというから、子ども時代にべていた人も立派な大人だ。子どもからお年寄りまで、広い世代になじみのあるチェーンとして存続してきている。 ただ、目立つ黄色いロゴの看板をどの駅でも見かける身近さがある一方で、広告宣伝の露出は少なく、企業イメージは今ひとつぼんやりとしている。しかし国内では約200店舗、海外へもなんと14カ国約190店舗と、ワールドワイドな展開をしているチェーンなのだ。今回は、そのビアード

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  • 生活道路が突然閉鎖される「私道」のリスク | 不動産 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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  • 人殺し「耐性カンジダ菌」世界同時発生の恐怖

    昨年5月、ニューヨークのブルックリンにあるマウント・サイナイ病院の分院にある高齢男性が腹部の手術のために入院した。血液検査の結果、男性は最近発見されたばかりの謎の、そして危険な菌に感染していることがわかった。 この菌は「カンジダ・アウリス」という真菌の一種で、世界中でひそかに広がっている。免疫が弱った人の命を奪う。アメリカではニューヨークやニュージャージー、イリノイで最近確認され、アメリカ疾病対策センター(CDC)では「差し迫った脅威」である病原体のリストに加えられた。 細菌だけでなく、真菌も耐性菌が急増 マウント・サイナイ病院の患者は90日後に病院で死亡したが、それで終わったわけではなかった。検査したところ病室内のあらゆる場所にカンジダ・アウリスは残っており、病院は菌を根絶するために特殊な洗浄機器を使ったり、天井や床材の一部を剥がす必要に迫られた。 カンジダ・アウリスはとても頑固な菌だ。

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  • アメリカの「イタい黒歴史」に追随する属国日本

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    アメリカの「イタい黒歴史」に追随する属国日本
  • ウルトラセブン「ポインター号」造った男の情熱

    「ウルトラセブン」には小田急線がよく似合う。製作した円谷プロダクションが小田急沿線にあったことから沿線各地で撮影が行われたという理由もあるが、ロマンスカーの車内に宇宙人が出現したこともある。第2話「緑の恐怖」。疾走する小田急ロマンスカーNSEの車内で、宇宙ステーションV3から一時帰還した地球防衛軍の隊員がワイアール星人に変身するというシーンである。 さて、ここに地球防衛軍の「ポインター号」とロマンスカーが一緒に映っている写真がある。ウルトラセブンが放送された1967年ごろの写真のようにも見える。しかし、この写真が撮影されたのは実は昨年9月。よく見ると、映っているロマンスカーはNSEではなく、その後に登場したLSEである。 では、ポインター号は? どう見ても物そっくりなのだが、実はファンによる自作である。 実物大の「模型」 ポインター号の斬新なデザインは、テレビの前の子どもたちにとって「未

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  • 欧米人が天皇を"キング"とは呼ばない深い理由

    現在、世界で「エンペラー(emperor・皇帝)」と呼ばれる人物はたった一人だけいます。それは日の天皇です。世界に王はいるものの、皇帝は天皇を除いて、残っていません。国際社会において、天皇のみが「キング(king・王)」よりも格上とされる「エンペラー」と見なされます。 「天皇」は中国の「皇帝」と対等の称号であるので、「キング」ではなく、「エンペラー」であるのは当然だと思われるかもしれません。これは日人にとって、当然かもしれませんが、欧米人もこうしたことを理解して、「エンペラー」と呼んでいたのでしょうか。 一般的な誤解として、天皇がかつての大日帝国 (the Japanese Empire)の君主であったことから、「エンペラー」と呼ばれたと思われていますが、そうではありません。1889(明治22)年の大日帝国憲法発布時よりも、ずっと前に、天皇は欧米人によって、「エンペラー」と呼ばれて

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  • あまりに危険な自撮りが招く最低最悪の結末 | 災害・事件・裁判 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    スマートフォンでの自撮り(セルフィー)中に死亡する、「死のセルフィー」が多発している。2018年9月に発表された全インド医科大学などの調査によると、2011年10月から2017年11月までにセルフィーによる137件の事故が起き、259人が死亡していることがわかった。 自撮りによる死亡事故は国内でも起きている。2017年2月、神奈川県座間市の公立中学校で、3階の屋上から3年生の男子生徒(15歳)が転落して死亡。生徒は同級生8人と卒業記念や、思い出づくりのために自撮り写真を撮っており、屋上が施錠されていたので窓から出てさく伝いに渡ろうとしたところを誤って転落したと考えられている。 このように自撮りで事故や死亡につながる例は少なくない。過激な自撮りも流行中だ。自撮りの現状とともに、過激化する理由と危険性について解説したい。 死亡者の多くは10代、20代 SNSなどで驚くような自撮り写真を見かけた

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  • 「ホワイトニング」本当は怖い健康被害の実態 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    「芸能人は歯が命」――。 このキャッチコピーを覚えていますか? 1995年に話題となったサンギの歯磨き剤・アパガードのコマーシャルで使われていました。東幹久さんと高岡早紀さんのコミカルな演技が話題を呼び、なんと1996年の同商品の売り上げは140億円に達したそうです。ものすごいですよね……。 私が子どもの1970年ごろの歯磨き粉のコマーシャルと言えば、「リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか?」でした。当時の日人の歯周病罹患率はかなり高かったそうで、デンターライオンの名はこのCMでかなり浸透したようです。 このように歴史からみても日国民の口腔意識は時代とともに変化してきています。虫歯や歯周病の疾患治療だけでなく、輝く白い歯にして欧米人のように相手に好印象を与える歯の審美的な意識が強くなったのでしょう。 ホワイトニングは歯を削らず明るくする 近年ではホワイトニング(歯牙漂白)に注目が集ま

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  • 「忘れられた国際条約」が果たした大きな役割 | 外交・国際政治 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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  • JR東が実演「指差し確認」は世界で普及するか | 海外 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    「デパーチャー・シグナル、プロシード(Departure Signal, Proceed)」――。信号が青になっていることを確認すると、運転士と車掌が同時に指を差し、こう声を発した。日語に訳せば「出発進行」だ。JR東日(東日旅客鉄道)はドイツ・ベルリンで9月18~21日に開催された国際鉄道見市「イノトランス」に出展し、シミュレーターを使った乗務員訓練の模様を英語で再現した。 シミュレーターを開発したのはミュージシャンの向谷実氏が社長を務める音楽館。鉄道ファンで知られる向谷氏だけに細部までこだわり、モニター上にはCGではなく実際の走行時の風景が表示され、より現実に近い訓練を行える。4年前のイノトランスに出展された新幹線シミュレーターも向谷氏が手掛け、モニターに映し出された時速320kmの世界に、来訪者の誰もが興奮した。 「指差し確認」を見た外国人の反応は? そして今回。JR東日は「

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  • グーグル、自社開発スマホ「ピクセル」の野望

    「ついにピクセルが日にやってくる!」 米グーグルが10月にも自社開発のスマートフォン「ピクセル」を日に初投入する。9月13日、日経済新聞が報じた。この知らせに、ツイッターなどのSNSでは、興奮気味なガジェットファンの声が相次いだ。グーグル法人は「当社が発表したものではない」(広報部)としている。 ピクセルは、グーグルが初めて「メーカー」として2016年に発売したスマホだ。現在、アメリカやヨーロッパのほか、アジアの一部で販売されているが、これまで日での発売は見送られてきた。日語対応などの課題があったとみられる。 それまでグーグルは自社ブランドとして「ネクサス」シリーズを展開し、複数のスマホメーカーが製造してきたが、ピクセルは「Made by Googleグーグルによって作られた)」というキャッチコピーを掲げ、自社製であることを強調している。ただ格的な自社での開発経験のない同

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  • 「絵の見方がわからない人」が知らない真実

    絵は好きなように見ればいい ──と同じタイトルの、冒頭にあるエッセーが25校以上の大学入試で出題されましたね。 皮肉な話だ。なぜそれだけ多く採用されたのか。どのような理由なのかよくわからない。月刊誌の編集部がその試験問題を解く場を僕に与えてくれて、編集者が予備校の正解に基づき採点したら、50点近くにしかならなかった。受験テクニックに沿えばそういう正解が出てくるのだろうが、自分の書いた文章の問いにその程度しか答えられない。逆に筆者側が正解と言ってもそれに限らないわけだ。 ──既存の美術ジャンルを破壊する批評スタイルで知られます。 美術は日で学習科目の中に入っているが、絵を教育するのは難しい。算数や社会といった教科なら問いがあり答えがある。公式や事件の起きた年号での正解、不正解で点数化ができる。絵はそれがない。でも、学校教育に従って絵を考えると、正しい絵の見方があるのではないかと思ってしま

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  • 川上量生「中国のネット管理政策は正しい」

    『週刊東洋経済』8月21日発売号(8月26日号)「教養としてのテクノロジー」に連動したテクノロジー(テック)賢人へのインタビュー2回目は、川上量生・カドカワ社長。ニコニコ動画など日のインターネットカルチャーを牽引してきた川上氏は、AIITガリバーをどうみているのか。 シンギュラリティは現在進行形ですでに起こっている ――2045年にシンギュラリティ(技術特異点、コンピュータが人間の知能を上回る時点)が来る、といわれています。 シンギュラリティ的なことは現在進行形ですでに起こっていますよ。一般的にみんなが思っているシンギュラリティって、何なのか。よく、「あらゆる点で機械が人間の能力を超え、人間が主導権を失い始めること」と説明されますが、そこで思考停止になっているんだよね。 先日、NHKAI人工知能)で未来を予測するという番組(NHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポ

    川上量生「中国のネット管理政策は正しい」
  • 「ドイツ人は残業しない」説の大いなる誤解

    ドイツには残業がないのに経済は好調だ。みんな1カ月休暇を取っても問題なく仕事が回るのはさすが」――日では、こんな通説が語られることがありますが、わたしは首をかしげてしまいます。 残業をしないのなら、場合によっては納期を守らず仕事を放置して帰宅することになります。それが「経済大国ドイツの日常」ということでしょうか? それともドイツには、誰も残業をしなくて済むような神がかり的なマネージメント能力をもった人が各部署にいるのでしょうか? その人が 1カ月いなくても仕事が問題なく回るのなら、なぜ企業はその人を雇っているのでしょうか? ドイツ人は残業する 日でさかんに取り沙汰されている働き方改革の話をするとき、「ヨーロッパではこれだけ休む」だとか、「ヨーロッパでは誰も残業しない」という話題をよく耳にします。 日で問題があったら欧米を参考にしよう、というのはよくある流れですが、働き方に関しては「

    「ドイツ人は残業しない」説の大いなる誤解