「国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展」が、2017年6月14日(水)から9月4日(月)まで国立新美術館にて開催される。 マーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティ Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)本展は、20世紀を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティが制作した、初期から晩年までの彫刻、油彩、素描、版画など約135点が出品される大回顧展。国内で開催されるジャコメッティの個展としては実に11年ぶりとなる。 彫刻家ジャコメッティの軌跡を巡る展示内容ジャコメッティの作品は、時代ごとにスタイルが徐々に変化していったことで知られる。初期から晩年までのコレクションを包括的に展示する本展では、その変遷を巡りながら、ジャコメッティの制作態度や時代の流れを感じることができる。 初期アルベルト・ジャコメッティ《女=スプーン