ジョンケージという、20世紀を代表する前衛作曲家がいる。『4分33秒』はおそらく彼の作品の中で最も有名だろう。 この曲をおおざっぱに説明すると合計4分33秒間演奏者が「何もしない」沈黙の音楽である。初演はピアニストによるものだったが、これまであらゆる楽器の演奏家がこの曲を「演奏」している。 YouTubeで、この曲のオーケストラによる実演映像を見つけた。 おもろい。何度見てもコントにしか見えない。客なんて半笑いじゃないか?つか、明らかに曲間でワザと咳とかしまくってるw。 しかし、全然失礼な感じじゃないんだな。むしろリスペクト感が伝わってくる。 客も演奏者もなんだか楽しそうでいい。 ジョンケージには賛否両論あるが、個人的には正真正銘の天才であったと思う。そして、凡人から見れば突出し過ぎた天才は「ネタ」でしかない。 『4分33秒』はiTMSでもダウンロードできると聞く。ジョークなのかマジなのか