顕微鏡技術は目覚ましい進化を遂げている。2014年にノーベル賞を受賞した超解像顕微鏡の開発は記憶に新しい。今や光の波長による分解能の限界(回折限界)を乗り越えて、超微細構造を驚くほど鮮明に観察可能だ。さらに近年、分厚い組織を丸ごと観察するための組織透明化試薬が開発されたことで、例えば脳科学の分野では、複雑な神経回路の立体構造を維持したまま、神経同士の微細な接続構造を観察することも可能だ。これまでにいくつかの組織透明化試薬が開発されてきたが、さらに深部まで、さらにクリアに観察するための技術開発が求められている。 理研CDBの柯孟岑(カ・モウシン)国際特別研究員(感覚神経回路形成研究チーム、今井猛チームリーダー)らは、分厚い組織のより深部まで高解像観察が可能な改良型透明化試薬「SeeDB2」を開発した。さらにこの試薬で処理したマウス脳サンプルを用いて、樹状突起のトゲ状の構造(スパイン)やシナプ
2018.04.03トピック 2018年4月1日より、理研CDBの研究活動は理研BDRへ承継 2018.03.16研究成果 脂肪体のグリコーゲンは飢餓に対する最後の砦 2018.03.08研究成果 ヒトES細胞由来網膜が移植後に成熟し、機能することをマウスモデルで確認 2017.12.12研究成果 細胞同士が接着できなくなった大腸がん細胞をもう一度接着させるには 2017.12.07研究成果 匂いを嗅ぎ分けられるのはタイミングがズレるから 2017.12.04研究成果 接着だけじゃない 細胞の移動にも寄与するカテニン 2017.11.28イベント 「高校生のための発生生物学実習講座2017」を開催 2017.11.24研究成果 前後軸を決める細胞群DVEはランダムに選ばれる 2017.10.19イベント 理研神戸キャンパス一般公開を開催 2017.09.20トピック 3人のPIが新たに着任
1. 「医療の場から研究の場へ」 笹井氏は1986年に京都大学の医学部においてMDを取得した後、内科医の研修医として医療の現場で働き始めた。しかし、多くの病が生物学的に明らかにされていないことを知ると、神経生物学を研究していた京都大学の中西重忠教授のもとで研究を開始した。中西研では神経発生を含む、多くの発生イベントに重要な役割を果たしている脊椎動物のHes-1およびHes-3を同定した※1。 2. 「シュペーマンオーガナイザーの分子実体の同定」 笹井氏は京都大学で博士課程を得ると、ポスドクの留学先としてアフリカツメガエルの初期発生の研究をしていたUCLAのEddy De Robertis研を選んだ。シュペーマンらによる両棲類を用いた研究により、オーガナイザーが神経を含む背側領域の誘導活性を有することが知られていたが(この功績により、シュペーマンは1935年にノーベル賞を授与されている)、当
2014年度の「大学生のための生命科学研究インターンシップ」は終了しました。 インターンシップ期間中の様子はこちらをご覧ください。 理研CDBでは最先端の生命科学研究に参加する5日間のインターンシップを開催します。 研究室滞在を中心とする充実のプログラム。是非ご参加ください!
CDBから最新ニュースをお届けします。 メールアドレスをフォームに記入して登録ボタンを押してください。解除する場合は登録済みのメールアドレスを記入して解除ボタンを押してください。 どちらの場合も確認メールが届きます。 平素より本研究センターの研究活動に対してのご理解とご支援を賜りありがとうございます。今回、分化した体細胞から万能細胞へ初期化する新規のメカニズムを解明し、その万能細胞(STAP細胞)の特性を明らかにした論文を発表することが出来ました。その詳細は、本センターHPの科学ニュースなどにも詳細に説明いたしておりますので、ご参照いただければ幸いです。 本センターでは、小保方晴子研究ユニットリーダーを中心とする多くの研究者たちの共同研究体制を築き、これまでもSTAP細胞の研究を推進して参りました。今後さらにこれを充実し、独創的な研究成果を生み出し、様々な医学・生物学の研究に貢献する
理化学研究所 神戸キャンパスでは10月19日(土)に毎年恒例の一般公開を開催いたしました。 当日の天候はあいにくの曇りで、時折、雨も降るという状況でしたが、第1会場(発生再生科学総合研究センター、ライフサイエンス技術基盤研究センター、生命システム研究センター)では、1,550人、第2会場(計算科学研究機構)では2,150人の方々にご来場いただきました! 一般公開第1会場の様子 普段はなかなか立ち入ることのできない研究室内の見学や施設ツアーに加え、体験実験、工作教室、サイエンスカフェ、講演会など盛りだくさんのイベントを実施しました。 ■■ 理研ブログ2013にて会場の様子の一部を紹介しています ■■ 一般公開第2会場の様子 普段は一般には公開していないスーパーコンピュータ「京」。年に一度の一般公開、今年も特別に公開しました!みなさん「京」の迫力に圧倒されているようです。 ■■ その他のイベン
理化学研究所 神戸キャンパスでは10月19日(土)に毎年恒例の一般公開を開催いたしました。 当日の天候はあいにくの曇りで、時折、雨も降るという状況でしたが、第1会場(発生再生科学総合研究センター、ライフサイエンス技術基盤研究センター、生命システム研究センター)では、1,550人、第2会場(計算科学研究機構)では2,150人の方々にご来場いただきました! 一般公開第1会場の様子 普段はなかなか立ち入ることのできない研究室内の見学や施設ツアーに加え、体験実験、工作教室、サイエンスカフェ、講演会など盛りだくさんのイベントを実施しました。 ■■ 理研ブログ2013にて会場の様子の一部を紹介しています ■■ 一般公開第2会場の様子 普段は一般には公開していないスーパーコンピュータ「京」。年に一度の一般公開、今年も特別に公開しました!みなさん「京」の迫力に圧倒されているようです。 ■■ その他のイベン
「理研CDB連携大学院 集中レクチャープログラム」は、無事終了致しました。 多数のご参加、誠にありがとうございました。
神戸研究所では、10月20日(土)に毎年恒例の一般公開を開催いたしました。 昨年とは一転、天候にも恵まれた今回は、1,530名と昨年を大幅に上回る方にご来場いただき、スタッフ一同感謝いたしております。 「君も科学者!写真撮影会」や「君も化学者!写真撮影会」での白衣を着ての記念撮影に満面の笑みを浮かべる子どもたち、「親子で工作☆サイエンス」で楽しそうに工作に取り組む子どもたちなど、各イベントを楽しんでいる姿があちらこちらで見られ、オープンラボでは、研究員の説明に熱心に耳を傾けている様子も多くみられました。 講演会場では、分子イメージング科学研究センターの片岡洋祐チームリーダー、生命システム研究センターの岡田康志チームリーダーによる講演が行われ、みなさん熱心に聞き入っておられました。また、今年の一般公開には「はばタン」が登場し、子どもたちに大人気でした。 来年も楽しいイベントや企画をご用意して
体のあらゆる種類の細胞に分化できる多能性幹細胞。その一種であるES細胞やiPS細胞を培養し、任意の細胞種をつくろうとする研究が進んでいる。近年では、これらの幹細胞から各種細胞を誘導するだけでなく、生体が持つような複雑な組織や器官を構築しようとする試みも始まっている。いわば試験管内に発生環境を模倣し、発生を部分的に再現しようとする試みだ。 理研CDBの中野徳重客員研究員(器官発生研究グループ 、笹井 芳樹グループディレクター)らは、ヒトES細胞の自己組織化により、生体と同様の構造をもつ網膜組織をつくることに成功した。さらに、作成過程の網膜組織を損傷なく凍結保存する技術も開発した。この研究は、住友化学生物環境科学研究所と共同で進められ、科学誌Cell Stem Cellに6月14日付けでオンライン先行発表された。 ヒトES細胞からの眼胞(上段)および眼杯(下段左)の形成過程。眼杯の遺伝子発現を
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