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2013年11月2日のブックマーク (5件)

  • 機械仕掛けの天皇 : 池田信夫 blog

    2013年11月02日16:11 カテゴリ 機械仕掛けの天皇 アゴラで書いたように、デモクラシーは特殊西洋的な制度であり、日に根づくとは思えない。それを何とか根づかせようと苦闘したのが丸山眞男を初めとする「革新陣営」だったが、福田恆存はそれを嘲笑した「保守主義者」として知られている。 しかし書に収められた「近代の宿命」という長編エッセーを読むと、そのロジックは驚くほど丸山に似ている。西洋近代は中世の否定であり、「中世マイナス神」だった。中世まではキリスト教が秩序の維持と個人の救済という二つの役割を果たしていたが、その信仰がゆらいでくると、秩序を維持する政治と個人を救済する文学の分裂が起こる。 福田はこれをトマス・アクィナス(キリスト教神学)に対するルターとエラスムスの対立として描く。ルターは新しい教会を組織してカトリックに対する闘争を始めるが、エラスムスはそれを傍観し、ルターに「曖昧

    機械仕掛けの天皇 : 池田信夫 blog
    motowaka
    motowaka 2013/11/02
    “神なき「裸の個人」は存在しえないのだ。 しかし日本は、この無神論としての近代をいきなり輸入したので、政治は藩閥政治になり、個人は私小説的なモナドになった。”
  • REALTOKYO | Column | Out of Tokyo | 252:中日新聞5記者への公開質問状

    あいちトリエンナーレが10月27日をもって閉幕した。僕が担当したパフォーミングアーツ部門は、参加してくれた作家やカンパニーはもちろん、現場スタッフやボランティアの方々にも助けられて、素晴らしい結果を残せたと思う。ポストパフォーマンストークにおいては、多くの回で非常に内容の濃い質問が出て、観客のレベルの高さに感銘を受けた。数々のレビューもおおむね好評で、まずは成功と言ってよいかと自己採点している。 現代美術部門も、近年の他の国際展と比べて質が高かったと言えるだろう。何よりも「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか: 場所、記憶、そして復活」というテーマがよかった。2年半前の震災と原発事故は、文明国を襲った大災害であり、国際展であるからこそ取り上げるべき歴史的な主題である。それをそのまま扱うのではなく「われわれはどこに立っているのか」という一歩引いた視点を取り入れた。だからこそ観た者をして

    motowaka
    motowaka 2013/11/02
  • 【後編】美術館 WEB の game changer(1):アムステルダム国立美術館の WEB 戦略

    前回の続き。 アムステルダム国立美術館が 1 年前に立ち上げ、その革新性が大きな評判となった新サイト&新オンライン・アーカイブ “rijksstudio”。彼らがこのサイトをどのような考え方の元に作り、どのような結果を出しているかについて、今月開催された Museum ideas の担当者の講演を元に書いてます。 後編である今回の内容はこんな感じ。 Rijksstudio:自分でテーマを作って自由にコレクション Rijksstudio:「好きな作品画像でポストカード・オーダー」までできる Rijksstudio:モバイルとの連動、API 提供など キャンペーン:デパートで「ポップアップ・スタジオ」&数々のコラボ 粗悪なものが出回るくらいなら、「高画質のフェルメールのトイレット・ペーパー」を 「ヴァーチャル・アウラ」はオリジナル作品の力をさらに増す 実績:「あなたが世界から受け取れるものは、

    【後編】美術館 WEB の game changer(1):アムステルダム国立美術館の WEB 戦略
    motowaka
    motowaka 2013/11/02
    「私達は、人々が Rijksstudio を通じて作品に直接触れ、創作物を作り、他の人の作ったものを目にすることで、結果オリジナルの作品のアウラが増すと思っています。」
  • 【前編】美術館 WEB の game changer(1):アムステルダム国立美術館の WEB 戦略

    今月 3 日にロンドン・ミュージアムで Museum Ideas というカンファレンスに出席した。20 ヶ国から 200 名が集まるという結構大きい国際カンファレンスなのだが、内容は 12 名のミュージアム関係者がそれぞれ、彼らの館で行っているさまざまな “イノベーティブな” 試みやその根幹をなす思想をプレゼンテーションする、というものである。 面白いプレゼンもいくつかあったので、その中から特にデジタル×ミュージアムに関する話題に関して覚書を残しておこうと思う。ので、突然のブログ再開です(笑)。 まずは、今回の私のお目当てのひとつでもあったアムステルダム国立美術館のデジタル・コミュニケーション・マネージャー Peter Gorgels 氏による、同館の新しい WEB サイト&コレクション・アーカイブ・サイト Rijksstudio について。 題して “Rijksstudio: New a

    【前編】美術館 WEB の game changer(1):アムステルダム国立美術館の WEB 戦略
    motowaka
    motowaka 2013/11/02
    "12.5 万点にのぼる彼らの所蔵作品を、すべて高解像度(2,000 x 2,000 px, 300dpi)でアップロードし、さらに、それら画像すべてのダウンロード、保存から改変・加工、使用まですべて無料かつ権利フリーで提供したのだ"
  • 門田秀雄氏による瀧口修造試論「批評も思想ぬきで成り立つ」 - mmpoloの日記

    去る7月28日、東京京橋にあるギャラリイKで開かれている企画展《日コラージュ2007》に関連してギャラリートークが行われた。ゲストは美術作家でもあり川崎市民ミュージアムの学芸員でもある仲野泰生さんと、同じく美術作家でもあり美術評論家でもある門田秀雄さんだった。門田さんは美術批評誌「構造」を個人で主宰・発行されている。 仲野さんは、日近代の問題、個と共同体、岡太郎の思想とその周縁について話された。 門田さんは戦後の最も重要なモダニズム批評家瀧口修造について話された。瀧口はモダニズム美術においてカリスマであり、門田さんも記しているように徹底的に神格化されている。ここに紹介するのは講演の際に配られたレジュメである。いずれ瀧口修造論を完成させて発表するつもりだと言われたが、とても優れた内容なので門田さんにお願いしてテキストを提供していただいた。表題の「瀧口修造論試論『批評も思想ぬきで成り立つ

    門田秀雄氏による瀧口修造試論「批評も思想ぬきで成り立つ」 - mmpoloの日記
    motowaka
    motowaka 2013/11/02
    "瀧口は言葉の物質化と言った。それは門田さんによれば言葉から概念や内容を取ることにほかならない。そう言う意味では瀧口の方法は一貫していると言えるだろう。" …「思想」必須とするのは「近代」的な気がするが