共産党の志位和夫委員長が20日の第6回中央委員会総会で、次期衆院選でも野党共闘の継続を呼びかけた背景には、党員減少に伴う党勢衰退がある。党員の高齢化で運動員の確保が困難となり、以前のように選挙戦で公認候補を独自に支援するのが難しいというお家事情は深刻だ。志位氏は来年1月までに2万人の新規党員確保など具体的な目標を掲げ、危機感をあおった。 「わが党は国政選挙で連続的に躍進前進を勝ち取ったが、(党勢は)後退傾向を脱することができず、そのギャップは選挙のたびに広がっている」 志位氏は総会の幹部会報告でこう強調した。平成25年と今年7月の参院選時の党勢を比較し、党員数で5・2%、党財政を支える機関紙「しんぶん赤旗」の日刊紙読者が7・4%も減少するなど、あえて厳しい現状にも言及した。 志位氏はそのうえで、来年1月15日の党大会までに、若い世代を中心に党員数を2万人増やす「党勢拡大大運動」に取り組む方
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