テレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』の「祭り企画」にヤラセ疑惑があると週刊文春が報じた。日本テレビは11月18日の放送で「開催実績や開催経緯などの説明に誤りがあった」などと謝罪したが、番組は続けるという。ジャーナリストの元木昌彦氏は「ないものをデッチ上げるのは誤りではなく捏造だ。視聴者を騙した番組がいつまで続くだろうか」と指摘する――。 「日本テレビには“不適切な取材”が多い」 日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』問題はヤラセではない。捏造である。 日テレでNNNドキュメントや報道番組のキャスターをやり、現在は法政大教授の水島宏明氏は『内側から見たテレビ やらせ・捏造・情報操作の構造』(朝日新書)の中で、ヤラセと捏造の違いをこう定義している。 「ヤラセは事実を真剣勝負に見せながら、演技や作為によるものをいう。捏造とは、事実でないことを偽って事実だと伝えること」 これに倣えば、今回の『イ