公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団と日本ラグビー協会が主催する「みなとスポーツフォーラム 2019年ラグビーワールドカップに向けて」の第36回が9月30日、東京都・麻布区民センターで開催され、元NHK解説委員で法政大学スポーツ健康学部教授の山本浩氏が「2020東京オリンピック・パラリンピック招致活動を振り返る」をテーマに講演した。 山本教授は「きのうの晩、招致関係の方たちとぶどう酒を飲みながら話を聞いたんですが……」と切り出すと、知られていない“裏話”などを、元アナウンサーならではの軽妙なトークを交えながら展開。その興味深い内容にフォーラム参加者からは時に驚きの声が上がり、時には大きな笑いが起きるなど、五輪招致活動の裏側がうかがい知れる有意義な1時間の講演となった。 五輪の招致活動には、「メディア戦略」「世論戦略」「IOC戦略」の3本柱がある。東京都は、コンパクトな施設配置やテク