「キャプテン」と「プレイボール」は、それぞれ1970年代にちばあきお先生によって制作された野球漫画である。小学校低学年のときから読んでいた、いちばん大好きな野球漫画であった。 ちなみにキャプテンは主人公の谷口タカオをはじめとした墨谷二中野球部4代のキャプテンを主人公にした物語で、かたや「プレイボール」は、墨谷高校に進学した谷口タカオを主人公にしている。つまり物語がつながっているのである。 それぞれ最終回をむかえたとはいえ、キャプテンにおける最後の主人公の近藤も、プレイボールの谷口も卒業していない。続編があってもおかしくない終わり方であったが、ちばあきお先生の死をもって、それも幻になったとおもわれた。 しかしちがう作者によって、続編が復活するのだという。正直なんてことをするのだというおもいがする。いくら今度の作者がちばあきお先生ならこう描くだろうと考えていても、ちば先生は亡くなっている以上も