J―オイルミルズは9日、家庭用マーガリン「ラーマ」の製造、販売を来年3月末の出荷を最後に終えると発表した。1966年の発売から続いた57年の歴史が幕を閉じる。家庭でのマーガリン使用量が少なくなったことや、製造する静岡事業所(静岡市)の設備の老朽化などを踏まえた。 製造、販売を終えるのは「ラーマ バターの風味300g」と「ラーマ ベーシック350g」で、家庭用マーガリン事業から撤退する。J―オイルミルズによると、家庭用マーガリン市場は20年前と比べ半減し、ラーマのシェアは約10%だった。
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J―オイルミルズは9日、家庭用マーガリン「ラーマ」の製造、販売を来年3月末の出荷を最後に終えると発表した。1966年の発売から続いた57年の歴史が幕を閉じる。家庭でのマーガリン使用量が少なくなったことや、製造する静岡事業所(静岡市)の設備の老朽化などを踏まえた。 製造、販売を終えるのは「ラーマ バターの風味300g」と「ラーマ ベーシック350g」で、家庭用マーガリン事業から撤退する。J―オイルミルズによると、家庭用マーガリン市場は20年前と比べ半減し、ラーマのシェアは約10%だった。
関東大震災で壊滅的な被害を受け、バラックが点在する旧国技館(現東京都墨田区)周辺(峰松巌さんの遺族提供) 1923年9月1日に発生した関東大震災で、壊滅的な被害を受けた旧国技館(現東京都墨田区)周辺や横浜市中心部などを直後に撮影した航空写真と、軍艦で避難する被災者を撮った珍しい写真を、元海軍将校が保管していたことが分かった。遺族が29日までに共同通信に提供した。 未曽有の惨状を上空から捉えた写真は、これまで旧海軍の横須賀航空隊や旧陸軍による撮影分などにほぼ限られていた。航空写真が貴重なのに加え、今回の写真は撮影高度が低く、対象との距離が近い。狭い路地なども克明に捉えており、専門家は「延焼火災で被害が拡大した都市構造も分かる。100年前の教訓を今に伝える史料だ」と注目している。 写真は全体で49枚あり、「飛行機カラ。若宮」という見出しのアルバムに収められ、故峰松巌氏が神奈川県逗子市の自宅で保
問題となっているのは、区内の大泉地区を流れる白子川流域の自然環境の保全を図る「稲荷山公園」の整備計画。1957年、川沿いの良好な樹林地の保全を目的として8ヘクタールを整備することが都市計画決定された。 その後、78年に隣接の樹林地が計画地に編入され、総面積は10ヘクタールとなった。79年に「稲荷山憩いの森」(2.2ヘクタール)、2017年に「清水山の森」(1ヘクタール)が同公園の一部として部分開園している。だが、それ以外の部分については、宅地開発が進展。都市計画決定されたばかりの頃は見渡す限りに広がっていた農地や林は、住宅が林立するようになった。 区道路公園課によると、計画地にはカタクリの群生地が残り、オオタカなど希少種も生息し、現在のままでは自然の保存は困難な状況にあるという。「乱開発を防ぐ」として棚上げしていた公園の整備方針を区が改めて示したのは19年。「区みどりの総合計画」に「みどり
相次ぐ契約変更で費用が膨張したマイナンバー事業で、関連システムの整備・運用で繰り返された29回の変更のうち、23回は利用する自治体からの要望によるものだったことが分かった。複数の自治体担当者は「事前テストが不十分だった」と証言。システム稼働前の検証不足が、運用開始後の変更多発を招いた可能性があり、事業費を増大させた。(デジタル政策取材班)
横浜市が、林文子市長が意欲を示すオペラやバレエを主体とする劇場の整備を巡り設置した有識者会議の様子を記録した動画をホームページに公開した際、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に関連した委員の発言を削除したことが分かった。議事録からも削除する方針。市幹部は「市民を刺激する可能性があった」と説明するが、発言した委員は「残念だ」としている。(丸山耀平)
映像作品の制作支援でまちおこしを進めている足利市に、東京・渋谷のスクランブル交差点が「出現」する。市は二十八日、都内の映像美術会社が実寸大のオープンセットを建設すると発表した。かつて競馬場だった市有地にアスファルトを敷き、ハチ公前広場、道玄坂、渋谷センター街入り口などをCGで表現。一日数十万人が行き交う空間を再現する。 (梅村武史) 「渋谷のスクランブル」は米ニューヨークのタイムズスクエアと並び、世界でもっとも有名な交差点。数多くの映画やドラマの舞台として登場しており、ロケ地として人気だ。だが、無許可でベッドを持ち込んで動画を撮影するなど迷惑行為が相次いでいる。「日中の撮影許可はほとんど下りない」と関係者は話す。
昭和の風情を残す飲み屋が集まる「新宿ゴールデン街」(東京都新宿区)が今春、こども食堂の運営に乗り出す。対象は、近所の家庭や区内の繁華街で働く家庭の子どもたち。昨年四月の火災で寄せられた支援への感謝の意も込め、主催する街の組合は「地域とともに生きる横町をめざしたい」と準備に励んでいる。 (皆川剛) 路地に人の姿はなく、時折、外国人観光客が物珍しげにカメラを向ける。昨年十二月末、日中のゴールデン街。「ここを、子どもたちが走り回る光景を思い描いているんです」。新宿三光商店街振興組合の石川雄也理事長(43)が話す。 組合は先月の理事会で、こども食堂の開催を決めた。ゴールデン街や周辺は全国有数の繁華街。半径一キロ以内に五つの二十四時間保育所があるが、多忙のため、親子そろっての食事がままならない家庭も少なくない。そうした人たちに参加を呼びかけ、近くの家庭にも案内状を投函(とうかん)する。
【ロンドン=石川保典】ロンドンの大英博物館で三日から、男女の性愛を描いた日本の春画の大規模な展示会が始まる。巡回展が日本でも企画されているが、博物館、美術館からは軒並み断られ、開催が危ぶまれている。 展示会は日英交流四百年を記念。葛飾北斎や喜多川歌麿をはじめとした浮世絵師の約百七十点を展示、春画の歴史からピカソやロートレックなど欧州の芸術家に与えた影響までひもとく。作品は大英コレクションのほか、日米、欧州から集めた。 展示会は、ロンドン大や立命館大、大英などが四年前からプロジェクトチームを組んで研究してきた成果。大英のティモシー・クラーク日本部門代表は「西欧では性的に露骨なアートは禁じられてきた。この春画展は、わいせつとアートの関係を観客に考えさせるだろう」と話す。
男女の性愛を描いた春画の本格的な展示会が今秋、英国の大英博物館で開かれる。この巡回展が日本でも計画されているが、主要な美術館などから、軒並み受け入れを断られている。春画は近年、芸術性が評価され、女性の鑑賞者も増えている。一方で「わいせつ画」のレッテルを貼られた歴史が長く、公の場での展示には難しい問題を抱えている。 (森本智之) 大英での展示は、葛飾北斎や喜多川歌麿など名だたる浮世絵師の百五十点余を紹介し、春画の起源から現代絵画への影響まで解き明かす。期間は今年十月から来年一月まで。日英交流四百年を記念し、春画だけの展示は同館でも初の試みだ。 「春画は奥深いアート。単純なポルノとは違う」。立命館大特別研究員の石上阿希(あき)さん(33)は話す。数少ない春画研究者の一人として、昨年まで大英の特別学芸員としてロンドンに駐在。出品作品の選定などに当たった。石上さんらによると、欧州では早くから春画の
四十五年の歴史を持ち、東京・銀座唯一の名画座として映画ファンに親しまれている映画館「銀座シネパトス」が来年三月末に閉館することが二十日、分かった。閉館を惜しむ俳優の秋吉久美子さん(57)や香川京子さん(80)らが同劇場を舞台にした新作映画に出演し、最後の上映作品となることも決まった。 閉館は、劇場がある三原橋地下街の耐震性の問題で取り壊しが決まり、東京都から立ち退き命令があったためという。 銀座シネパトスは一九六七年から翌年にかけ、銀座の中心部に近い三原橋地下街に「銀座地球座」「銀座名画座」としてオープン。二〇〇九年からは、三スクリーンのうち一スクリーンを邦画専門の名画座とし、日本を代表する巨匠や名優の作品を特集上映するとともに、出演俳優のトークショーも開催してきた。 新作映画は、映画評論家の樋口尚文さん(50)がメガホンを取る「インターミッション」。映画館の休憩時間の客席を舞台に、観客た
内部告発サイト「ウィキリークス」が流した米国の機密情報が世界に衝撃を与えています。新聞をはじめ既成メディアはどう受け止めるべきなのか。 ウィキリークスが入手した米政府公電など機密文書は全部で二十五万件以上とされ、公開された分はほんの一部です。すべて公開されたら、どんな新情報が明るみに出るのか、想像もできません。まさに空前の情報流出です。
電気製品店が軒を並べ、近年は「オタク文化」の店が集まる東京・秋葉原の「秋葉原ラジオ会館」が、老朽化のため来年夏をめどに閉館し、建て替えることが決まった。ビル所有会社が二十二日午前、テナント説明会で明らかにした。半世紀にわたり「アキバ」の顔として親しまれてきた「ラジカン」は、二〇一三年にも装いを新たに再出発する。 (中山高志) ビル所有会社によると、ラジオ会館は一九六二年、秋葉原初の高層ビルとしてJR秋葉原駅前に建設され、七二年に増築されて現在の姿になった。地上八階、地下一階建てで、延べ床面積は約一万平方メートル。現在は二十三店舗が入居している。 オープン当初は家電、電気製品の店が多かった。その後はオーディオ、パソコンなど、時代の流れとともにテナントの主流も変化。近年はフィギュア(人形)やトレーディングカード、関連書籍などを販売する店が増えた。 一方、築後約五十年が経過したビルは老朽化が目立
キンカ堂のシャッターに張られた自己破産申請を伝える文書を携帯電話のカメラで撮影する女性=22日午後、東京都豊島区で 東京地裁に二十二日、自己破産を申請したキンカ堂。JR池袋駅東口の大通りに面した「キンカ堂池袋店」(東京都豊島区南池袋)は一九五一年の同社創業の地だ。手芸関連の商品を豊富にとりそろえ、恋人や家族への贈り物などで“手作りのぬくもり”を六十年間にわたり支えてきた。それだけに突然の閉店に、長年通い詰めた女性客から別れを惜しむ声が漏れた。 二十二日の同店はシャッターが閉じられ、破産手続き開始を伝える告示書が張られていた。店の前には張り紙を食い入るように眺める買い物客らで人だかりができ、携帯電話で撮影する人の姿が目立った。 数日前に冬物セールのはがきが届き、ズボンを買いに来たという練馬区の主婦(60)は「びっくりしました。三十年以上通っていたので残念で寂しいわ。ここは手芸用品が安くて種類
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