科学者たちは何年もの間、音楽的な嗜好の起源を研究しています。 Nature誌で発表された新しい研究によると、音楽の好みはその人を取り囲んでいる文化の中で一般的に聴かれている音楽に起因しているそうです。 MITとブランダイス大学など複数の大学から集まった研究チームが2011年と2015年にこんな実験を行ないました。被験者に協和音のコードと不協和音のコードの両方を聴いてもらい、心地良さを評価してもらうというもの。ちなみに調査対象となったのはアメリカ人と、西洋文化にあまり触れたことのない南米アマゾンの原住民Tsimane族、そしてTsimane族の居住地の近くに住みスペイン語を公用語としているボリビア人でした。 西洋文化では協和音に心地よさを感じ、不協和音を聴くと緊張したり耳障りに感じたりするのが一般的です。Natureに掲載された発表によると、不協和音コードは「西洋音楽の不安定同位体」で、より
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