某書を書いているのだ。先日脱稿し、そして本日校了した。今回も前回と同様に大変だった。ただ、今回は忍耐力に優れクレバーな編集の方と優秀なデザイナーの方に助けられて、先祖返りや謎なアレンジやバックワードが一切生じなかったので、その分は楽だった。 いつも不思議に感じることなのだが、ある量を超えたドキュメントの校正作業はコンピュータのディスプレイ上だけではなぜか完結できないのだ。画面でキチンと読んだつもりでも、印刷してみるとアラが見つかる。これは複数の人が同じようなことを言っているし、僕の見聞するところだと、一切紙に印刷することなしに校正を終えた人を知らない。なぜだろう。タンジブルな筆記用具を持たないと校正に必要な何らかの脳の機能がアクティブにならないのだろうか?それとも、ディスプレイの何らかの性質、例えば紙に比べて解像度が低いだとか、発光していることが人を受け身にさせるとか、の影響により、校正作
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