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ブックマーク / kzhk.hatenadiary.org (3)

  • どこに原発を作るべきか:寺田寅彦の洞察より - Imagine with 加藤和彦

    寺田寅彦は随筆家として有名であるが、業は物理学者、地球科学者である。 寺田は、1934(昭和9)年11月に「天災と国防」なる文書を書いていて、青空文庫でフリーで読める。 文章ページ ダウンロードページ 深い洞察に満ちていて、大変に興味深い。この中で今回の原発事故にも関係すると思われる記述を見つけた。その箇所を文章の最後に引用する。 手短に言うと、人が棲み着かなかった場所は、長い歴史の中で先達が、棲まない方がよいと経験的に知っていた場所ではないかという洞察だ。「無視して官僚的政治的経済的な立場から」建造物を建てると、自然災害を受けやすいというのである。 今回の原発事故に当てはめて考えてみよう。原発は通常、人があまり住んでいない場所に作る。もしかたら全く住んでいない場所かもしれない。しかしそこは、日という世界的に見ても珍しいほど自然災害が多く、かつ、長い歴史をもつ国においては、「危険」な

    どこに原発を作るべきか:寺田寅彦の洞察より - Imagine with 加藤和彦
  • 教科書に載るような研究をしよう - Imagine with 加藤和彦

    時事ドットコムのニュース記事「突然の電話に「アンビリーバブル」=鈴木さん、花束に笑顔−北海道・ノーベル賞」によれば,鈴木氏の米国パデュー大学での恩師,故ハーバート・ブラウン教授は,「教科書に載るような研究をしなさい」と言っていたという.鈴木さんも自らも研究信条として,「重箱の隅をほじくるような研究だけはするな.新しい,誰もやっていない研究をしろ」と学生を指導してきたそうである. 私も同感である.そして耳の痛い話でもある.ここで日のコンピュータサイエンス界最大の秘密を暴露してしまうのだが,日人が行った同分野における研究で,世界で使われている教科書で掲載される研究は非常に少ないのだ. これに関して思い出した実話.米国の大学から日の大学の数学者に,その米国大学での教員採用人事に関する問い合わせが来たそうである.問い合わせ事項は極めてシンプルだ.ある人物(日人ではない)を採用しようとしてい

    教科書に載るような研究をしよう - Imagine with 加藤和彦
  • 驚きのキーボード入力法:ペア入力 - Imagine with 加藤和彦

    大学院のセミナー発表を聞いていたら,私のすぐ横でパソコン2台を打ち続けている女子学生2名がいる.セミナー内容をパソコンに記録しているようである.しかし,様子が普通でないのだ.二人で同じエディタが画面に映り,二人で黙々と打ち込んでいる.カーソルが画面の下のほうにあり,改行キーを押すと,上のエディタ部分に現れるようだ.よく見ると,最下段の入力行の上にもう一行あり,どうやらお隣の打った行がそこに表示されているみたい? ... 一体何をしているのだろう? チャットしている訳ではないようだし. 授業終了後,何をやっているのか聞いてみた.その内容を聞いて絶句. (画面に注目.私が根掘り葉掘り質問中もペア入力されています.かな漢字変換の精度よりもスピード重視) 二人は聴力障害者をサポートするボランティア.驚きなのは,その入力法.一人の話者の音声を,二人で並行入力しているのだ.もちろん,同じ文字を打っても

    驚きのキーボード入力法:ペア入力 - Imagine with 加藤和彦
    mshkh
    mshkh 2010/06/04
    ペア入力って方法は初めて聞いた.これは他の大学でも一般的なんだろうか.それにしても,素晴らしいエントリ.
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