PS3とXbox 360向けに発売した新作『デビル メイ クライ4』が、わずか3週間足らずの間にワールドワイドでダブルミリオン(200万本)ヒットに。さらに、Wii向け『バイオハザード』シリーズ2タイトルを世界市場にリリースし、いずれもミリオンヒットを実現するなど、新ハードの普及に合わせて海外での売り上げを伸ばすカプコン。 一方、国内市場でもPSP向け『モンスターハンターポータブル2nd』がロングテールで売れており、シリーズ新作についてもヒットが確実視されている。そんなカプコンが考えるゲームビジネスのあり方とは――。同社代表取締役社長の辻本春弘氏に話を聞いた。(聞き手:中村 均) 辻本氏:市場全体についての感想ですが、北米と欧州市場が非常に活性化しており、それぞれの販売実績を見ると、改めて驚くべき数字になっています。 もちろん、この年末年始は国内でも、プレイステーション(PS)3の40GB