ブックマーク / flatage.com (13)

  • 極私的Game of The Year 2021(休) | Staygold, Ponyboy.

    地獄のような(マジで)忙しさの一年が終わった。 今年もなんとか携わったゲームが1発売され、これで直近3年連続でゲームをリリースできたことになる。コンシューマ全振り・AA以上のタイトルでのこの結果は、狙ったわけではないにしても我ながらよくやったと思う。特に今年リリースできた最新作は自分のキャリア史上最大規模のプロジェクトで、いちセクションの担当~気づいたら全体のリードを担当できたのは開発としてももちろんだが、あまり経験の無かった営業・広報周りとの連携の経験も積めて良い経験になった。 しかしこのプロジェクトがウルトラハードコアな炎上プロジェクト、それもここ十年で一番激しい業火のど真ん中で、昼も夜も土日もなくひたすら労働に明け暮れていたら、いつのまにか12月になっていた。そのせいでプライベートの部分は笑っちゃうくらいにズタボロ。たぶん完全オフの休日はトータル20日無かったくらい(ちなみにメンタ

  • 無題 | Staygold, Ponyboy.

    以下はただの与太話だ。 伝説のRPG『moon』20年目の同窓会──ラブデリックメンバーが語る、ディレクター3人という奇跡のような開発スタイル…そして「あのころ」の始まりと終わり【座談会】 この座談会を読んでいて、職場だってのにひとりボロボロと泣いてしまった。 自分の今の人生と、自分自身を形成する大きな要素となった人たちが、当時どんな熱量でゲームを作っていたのかを改めて読んだら、もうダメだった。 自分は、かつて縁あって上記の座談会に参加されている中の、(欠席していた西さんも含めて)木村さんを除いた全ての人と一緒に仕事をしたことがある。 特に工藤さんや倉島さん、安達さん達に混じってゲームを作っていた、23歳の誕生日を迎えた日から25歳の夏までの日々は、今でも忘れられない。 当時、ちょうどそれまで働いていた会社を辞めてぼーっとしていた自分は、ふと思い立って『MOON』『UFO』(自分がゲーム

    無題 | Staygold, Ponyboy.
  • 極私的Game of The Year 2016 | Staygold, Ponyboy.

    今年は当にいろいろあった。 永遠のvaporwareだと思っていた『人いの大鷲トリコ』と、もはや懲役刑のような開発期間10年の『Final Fantasy 15』がリリースされ、あの任天堂が自社ハード以外でマリオを出すなど、ちょっとした転換期のような一年だった。 自分はといえば、例年通りDota2ばかり遊んでいたら熱くなりすぎて10年来の親友にマジギレされて全SNSでブロックされたり(後に和解)、10代後半から20代前半のころ仲良くしていた音楽仲間のひとりが死んでしまった事を半年遅れで知ったり、自分の生活圏内に嫌いな元上司が家を買ってニアミスしまくりだったり(これがどれだけ最悪か、ちょっと想像してみてほしい)、その他日に住んでいることが嫌になるようなことが毎日のようにあったり。当にいろいろあった。 以下、例によって今年プレイしたゲームは以下(順不同)。ちなみにVR系タイトルは借りた

    極私的Game of The Year 2016 | Staygold, Ponyboy.
  • memo: SOMERVILLE | Staygold, Ponyboy.

    SOMMERVILLE( Chris Olsen / TBA ) TIGsource等でちょいちょい目にしていた、やたらアニメ/エフェクト周りが達者なタイトル『SOMERVILLE』がいつのまにかwebサイトを開設していたのでメモがてら紹介。(最近ホントに引くくらい記憶がアレなので、こうでもしないと忘れてしまう) 開発はChris Olsen。前述のとおりやたらアニメと構図が凄いと思ったら、どうやら老舗VFX制作会社「ANIMALLOGIC」で働くプロのアニメーター/レイアウターだそう。 内容は今の所、「エピソード形式」「サイドスクロールアドベンチャー」な事以外はイマイチ不明ながら、期待値は高い。

    memo: SOMERVILLE | Staygold, Ponyboy.
  • 極私的Game of the Year 2015 | Staygold, Ponyboy.

    「どん底だと思ったら、さらに底があった」(C)有吉弘行 ビデオゲーム業界を全体でくくって考えればまさにそんな状況の2015年。 笑っちゃうほど景気のいいCyGamesとかその辺に反比例するように、周りではバタバタと志半ばで倒れる音が聞こえる。更に業界の心の支えだった(と言っても過言ではないはず)の岩田さんまで居なくなってしまった。これは当に堪えた。 当然自分の環境も無関係では全然なくて、正直一回溺れるかと覚悟したくらいだ。例年以上に必死こいて泳ぎ続けて、今日までなんとか生き延びた。 そんな中今年新たにプレイしたゲームは以下(順不同)。 例によってモバイル・ブラウザタイトルは除く(覚えきれてない、来年からメモる)。 Darkest Dungeon Cities: Skylines Gear Up Her Story Evolve Undertale Hotline Miami 2: Wro

    極私的Game of the Year 2015 | Staygold, Ponyboy.
  • 路傍の影より | Staygold, Ponyboy.

    一度だけ、「社長が訊く」に出た事がある。 当時のいろんな偶然や巡り合わせや、その他諸々が重なり、有名でも大したヒットを出してもいない自分が呼ばれた(もちろん自分一人なんかではなく、何人かの中のひとりとして)。 お会いするまで、流石にド緊張していたのだけれど、あの誰もが知っている屈託の無い笑顔を見た時、なぜだかホッとしたのを覚えている。 たいがいこの手の対談だったりインタビューでは、進行役になる編プロの方がいるものだ。 だが、あの企画はそんな人などいなかった。 ご自分で考えた質問を(胸元から小さなメモを取り出し)、ご自分の言葉で開発者に質問し、場を回していた。 その時の事はいまも忘れられない。まだ30歳になるかならないかくらいの、まだ大きな事を何も成し遂げていない自分のような人間に対しても、同席したベテランの方々と変わらず、いち開発者として接してくれたのを僕は忘れない。 今の自分があるのは、

    路傍の影より | Staygold, Ponyboy.
    msrkb
    msrkb 2015/10/08
  • 極私的Game of The Year 2014 | Staygold, Ponyboy.

    先日書いたように、今年は後半辺りからヤケに調子が上がらず、地を這うような気分で生活していた。 加えて最近自分の中でキてる園芸(熱帯植物・水草)と映画(西部劇ばっかり)にうつつを抜かし、更にゲームはといえばずっとDota2ばかり遊んでいたので、今年は例年以上にあまりゲームをやってない。 と言いつつも、気になるタイトルだったりイノベーションを感じるタイトルは例によって発売日に買ってはいる。買っては。いる。 そんな感じで、さして多くないプレイ数だったが、やはりその中に素晴らしい作品ってはもちろんあるわけで、例年の締めくくりとしてそれらを紹介していきたい。 さて、まずは今年”プレイした”ゲーム一覧(例によってモバイルアプリ・静的ブラウザゲームは除く。順不同)。 PC Transistor Middle-earth: Shadow of Mordor Jazzpunk Grim Dawn Gaun

    極私的Game of The Year 2014 | Staygold, Ponyboy.
  • Knight Of Diggin – 『Shovel Knight』 | Staygold, Ponyboy.

    Shovel Knight (Yacht Club Games: 2014) このアルバムのトラックの殆どは、今はもうオーナーが亡くなったことにより閉鎖されてしまった彼の行きつけのレコード屋の地下室(映画SCRATCH THE MOVIE」に出てくる)にある、埃まみれの50万枚以上の中古レコードの山から丹念にネタを選び出し、掘り出し物のサンプルを何層にも重ねて編集されて作られたものである。 (wikipedia) 『Shovel Knight』クリア。2014年に遊んだ中で最高の一だった。 ロックマン/マリオ3/悪魔城ドラキュラ、その他80年代に生まれた大量の遺産。それらを掘り出し、発明やギミック、プレイフィール、メカニクスその他全てをサンプリングし、組み替え、そこにモダンなゲームメカニクスを少々、そして何より、凄まじい熱量の愛を注ぎ込む。そうして出来たのがこのゲームだ。 このゲーム

    Knight Of Diggin – 『Shovel Knight』 | Staygold, Ponyboy.
  • ツッコミ不在の世界 | Staygold, Ponyboy.

    Waking Mars (Tiger Style: 2013) 構図、表情、シチュエーション。 とにかく全てがシュールすぎる

    ツッコミ不在の世界 | Staygold, Ponyboy.
  • 出会って2.5秒で出撃 – 『LUFTRAUSERS』 | Staygold, Ponyboy.

    LuftRausers (Vlambeer 2014: PC) 30歳を過ぎ、どこかで誰かが言っていた言葉を最近よく思い出す。 「俺たちは一体、死ぬまでに「待つ」時間をどれだけ過ごすことになるんだろう」 信号待ちはもちろん、注文した事が運ばれるまでの時間。エロ動画をDL中のプログレスバーを見つめている時間。映画のスキップできないロゴ表示。ホテルで一人、嬢がチャイムを鳴らすのを待つ時間。 そして、ゲームを起動し、ブラウザを開き、低ping,空き人数ありのサーバーを見つけ、joinし、マップデータのロードをし、ゲームを開始するまでの時間。 この間、手元のタブレットでマンガを読んだり、飾られたアクションフィギュアをいじくって時間を潰す。 俺たちは遠くに来てしまった。100円をぶっ込んだら即、自分の世界に入り込めたかつての時代から。 『LUFTRAUSERS』。 このゲームには「何かを待つ」「別

    出会って2.5秒で出撃 – 『LUFTRAUSERS』 | Staygold, Ponyboy.
  • 極私的Game of the Year 2013 | Staygold, Ponyboy.

    はじめに 今年も例によって恐ろしく仕事ばかりしていた。更にそれに加え、今年は私生活でいろいろデカイ環境の変化があり、ただただ慌ただしかった一年だった。 さてプレイしたゲームの量はどうだったかというと、やはり(仕事を除き)自分の趣味としてガッツリ遊んだタイトルは減ってしまい、逆に買ったはいいものの未プレイのゲームが極端に増えてしまった。 とはいえ、今年もやはり心震えるタイトルはもちろんあった。自分的にはややベタなので若干の気恥ずかしさはあるけれど、国内ではまだまだフォーカスされていないタイトルを中心に、5作品をピックアップして紹介したい。 まずは今年覚えている限りの、(仕事以外で)プレイしたゲーム一覧(モバイルアプリ、ブラウザゲーム除く。順不同)。 PC Sleeping Dogs The Darkness 2 Tomb Raider(2013) Euro truck simulator 2

    極私的Game of the Year 2013 | Staygold, Ponyboy.
  • second zombie of love 『Project Zomboid』 | Staygold, Ponyboy.

    Project Zomboid (The Indie Stone TBA: PC) 先日、Desuraでアルファ版を購入していたプレイヤー全員にSteam Key(現在クローズドテスト中)が配布され、いよいよSteam版リリースが近づいてきたZomboid。これでもう、買わない理由は無くなっただろ。 4日目には水が、20日目には電気がストップ、そして確実に消耗していくリソース。それに反し、日に日に増殖するゾンビの群れ。各種リソースをかき集め、バリケードや要塞を作り上げる。そして「1分でも長く生き残る」。更に水分や飢え、怪我や流血はもちろん、季節によって服装の着込み具合、精神的な疾患(薬局などでβブロックを探して飲む必要がある)などの多彩かつ有機的に組み込まれたステータス。視覚・聴覚の徹底したシミュレーションが「ゾンビもの」の”あるある”を嘘なく描き出す。 事ある毎に「ポストアポカリプスが~

    second zombie of love 『Project Zomboid』 | Staygold, Ponyboy.
  • 極私的Game of The Year 2012 | Staygold, Ponyboy.

    はじめに リードレベルデザインを主軸に各種ディレクション、シナリオ作業…と所謂中規模デベロッパでよくある光景の中、ひたすらどタイトなタイトル開発に四苦八苦した2012。そのせいもあって今年はあまり多くのゲームをプレイできなかった。 しかしそんな中でも、自分の心の琴線を激しく打つ作品というのはあるもので、その中のいくつかを簡単にピックアップしておすすめしたい。例によって、以下に挙げるゲームは「今年発売」ではなく「今年プレイしたゲーム」なのであしからず。 まずは今年覚えている限りの、プレイしたゲーム一覧(スマートフォンアプリ、ブラウザゲーム除く)。 ・[PC]To The Moon (JP) ・[PC]Capsized ・[PC]LIMBO ・[PC]Gemini Rue ・[PC]Elder Scrolls V: Skyrim ・[PC]Orcs Must Die! 2 ・[PC]Borde

    極私的Game of The Year 2012 | Staygold, Ponyboy.
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