現代は「空虚な承認ゲーム」で溢れている。家族からも周りの仲間からも世間一般のみなさまからも「あなたはいいことしてる。いい子いい子。」って言ってもらいたい。でも、それを言ってもらうためだけに窮屈な、不安で溺れそうになるようなキモチになる。そういうこと、ありません? そういう時に読むとイイと思う。山竹伸二さん著の『「認められたい」の正体』。720円なのにすごいお得な感じ。 新書って10pくらいで終わっちゃいそうな結論、つまり言いたいことは結局これだったのね、を延々と引き伸ばして結果的に分かりづらくなってることが往々にしてあるけど、この本はとにかく「承認してもらいたいっていうその欲求の正体はなんなのか?」を理路整然と、いわば詰将棋のように分解していて読んでて納得出来る感がハンパない。 いじめもうつ病もDVも根幹にあるのはコレだったのかなぁとなんとなくだけどスッと腑に落ちた。 あとインターネットも