著: かんそう 札幌に住んで10年目になる。 生まれは、北海道の東部にある釧路という港町。1年の3分の1以上が深い霧に包まれ、平日だろうが休日だろうが人なんてほとんど歩いておらず、たまに半端ない終末感に心がえぐられる街。 www.kansou-blog.jp そんな田舎出身の北海道民からしてみれば、10代後半で引越した「札幌」という街はとても輝いて見えた。大勢の人が昼夜問わず行き交い、大型ショッピングモールがあり、地下鉄があり、オフィス街があり、歓楽街がある。港でおじさんに釣り上げられ、放置されたヒトデを蹴飛ばして遊ぶしか能がなかった僕にとって、札幌はまさに「夢にまで見た街」だった。 しかし、あるとき東京で数カ月暮らすことになった。 よく田舎出身者が東京を表すたとえで「毎日が祭り」という言葉があるが、まさにその通り。外に出ると、毎日どこかでなにかしらのイベントが開催されていて「街に飽きる」
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