矢野経済研究所は10月10日、国内のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場およびクラウドソーシング市場に関する調査結果をまとめた。BPO市場は年平均成長率2.5%で推移し、2017年度の市場規模は3兆7439億円と予測する。また、クラウドソーシング市場は年平均成長率79.3%で成長し、2017年度の市場規模は1474億円市場に達するという。 IT系BPO市場は高いペースで安定成長 BPO市場をIT系と非IT系に分類すると、IT系の年平均成長率が3.7%であるのに対して、非IT系は同1.1%と緩やかだ。ここでいうIT系BPOサービスとは、顧客企業のシステムをデータセンターに預かるものであり、企業の扱うデータ量が年々増加するとともに情報管理の重要性の高まりを受け、高いペースで安定的に成長している。特に2011年の東日本大震災の発生により事業継続対策が見直されたことも需要を後押ししている
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