ワーク・ライフバランス社の代表取締役で、900社の働き方改善を手掛けてきた、小室淑恵さん。先日、都内の会場で開催された小室さんのセミナー「WLB実現のための働き方改革 社内実例づくりから、全社展開への流れ ~チームが自発的に原因を発見し削減を実行する『やらされ感のない仕組みづくり』~」のリポートとして、DUAL読者に向けたメッセージを4回に分けてお届けします。 前回の「長時間労働は全員でやめないと、誰かにツケが回る」では、長時間残業を是とする働き方に対する意識を、全員ができるだけ早く変える必要性をお伝えしました。育児復帰、介護中、メンタル不全からの一時復帰など、時間の制約がある社員だけでなく、社員全員が意識を変える必要があるのです。そこでここからは、長時間労働を削減するための具体的な方法を説明します。今回は、「失敗から学ぶ」がテーマです。 (画像と本文は関係ありません) 「残業を減らそう」