あらすじ 1988年12月24日東京「THE TOPS」 ステージに置かれたドラム缶の上で、若い男が激しいタップを踏んでいる。 男は、宙高くジャンプするも着地に失敗。落下の際に倒れたドラム缶の下敷きになり、左足に大怪我を負う。 これが天才タップダンサー・渡真二郎(水谷豊)の、ラスト・ショウとなった・・・ それから、約30年後。 ダンサー引退後も、振付師としてショウ・ビジネスの世界に身を置く渡だが、酒に溺れ、自堕落な日々を過ごしていた。 ある夜、渡のもとを旧知の劇場オーナー・毛利喜一郎(岸部一徳)が訪れた。 約半世紀の歴史を誇る劇場「THE TOPS」も、時代の流れとともに客足が遠のき、いよいよ看板を降ろすことに。 その最後を飾るショウの演出を、盟友の渡に依頼しに来たのだった。 気乗りのしないまま、とりあえず参加したオーディションの途中で、席を立った渡の足を引き止めたのは、ある青年のタップの