3月になると前年伸びた茎の根元が膨らみ始めます。生育期が始まったサインです。 普通2本の新芽が出てきますが、品種や株の状態によっては1本しか出ないこともあります。出てこない時は ナメクジに齧られているか株元が腐っている可能性があります。茎の途中から高芽が出ることになるでしょう。 新芽は梅雨明け頃までにぐんぐん伸びます。この時期の光と水と肥培で茎の大きさが決まります。 梅雨明けから9月頃にかけての成長は緩やかなものになります。 晩秋になると「止め葉」が出て、生育期は終わりです。 止め葉とは、茎頂部に出てくる小さな葉で、それまでの葉より極端に小さくなります。しかし、判りにくい品種も多いです。 成長期には2cmほどに伸びた葉の付け根には必ず次の葉が見えています。 これが見えなくなったら休眠期に入りつつあると考えてください。 1本の茎の生育は下の表が標準です。 開花後も養分を蓄えているので茎を切り