(1)の本の内容の紹介については、次のようである。まず、本全体がどういうことを扱っているのか、本の意図はどのようなところにあるのか、本の筆者が最もいいたかった点は何か、といった本全体の内容の紹介は必要である。その上で、自分が特に注意して読んだ箇所、自分が面白いと感じた箇所、自分がこの内容は本を語る上で欠かせない点だと感じた箇所、といった細かい点の紹介へと進んでいく。各章に書かれている内容を、すべて要約していく、というスタイルの書評も数多くある。 (2)こうして本の内容を紹介した上で、本の内容に対する自分の評価や感想・批評を記す。本の内容はよかったとか、悪かったとか、面白かったとか、つまらなかったとか、あるいは、この本の内容を支持する、この本の内容に反対する等である。その際、理由をつけることが望ましい。内容がこうだから、この本はよくないと思う。本におけるこういう指摘がすぐれているから、この本