Adobe-Japan1、Adobe-GB1などのグリフセットでは、ひとつひとつのグリフにCIDという番号が付いていることは説明しました。CIDフォント・ファイルには、文字を画面表示したり印刷するためのグリフ・データを収容しています。フォント・ファイルに収容されているグリフ・データにアクセスするときはCID番号を使わなければなりません。 Windows、LinuxやマッキントッシュなどのOSや、OSの上で動くアプリケーションは、Unicode、または機種専用の文字コードを使ってテキストを処理します。一方、CIDフォントにあるグリフを使ってその文字を表示・印刷するには、文字コードからCIDに変換しなければなりません。 この文字コードからCIDへの変換を定義するのがCMapです。 図 CMapで文字コードからCIDへ変換 アドビシステムズはAdobe-Japan1、Adobe-GB1などのグリ