印刷 「SLがんばろう岩手号」の試運転で、ブルートレイン用客車を牽引するC61形20号機往年の特急牽引時代を彷彿させる姿ブルートレイン用客車を牽引するC61形20号機 今年6月に38年ぶりに現役復帰したC61形20号機が牽引し、19、20日に東北線の一ノ関―北上間で運転される「SLがんばろう岩手号」の試運転が12日から始まった。 本運転で使用する旧型客車が他のイベント列車で使用中のため、ブルートレイン(寝台特急)用の客車3両を引いて、晩秋の奥州路を駆け抜けた。往年の特急牽引時代を彷彿させる姿に、沿線には試運転にもかかわらず、大勢のファンや家族連れらが訪れた。 C61形20号機は1949年に製造され、主に東北地方で活躍、特急「はつかり」なども牽引(けんいん)していた。1973年に廃車後、群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地に36年間展示されていた。C61形は復活後初の遠征で、かつて走ってい