全体的には雑誌編集に役立つようなデザインの基礎が「目で見て分かる」ように書かれた良書だと思う。私は別の思惑で本書を手に取ったので、その点に絞って感想を述べる。 20年以上、月1回ある団体のミニ新聞(A4)をボランティアで作っている。ワードで作っているので、あんまり凝った事は出来ないが、それでも一回の作業時間3-5時間のうち、半分以上は「割り付け」「レタリング」に費やされるのである。10年ひと昔、ならぬ20年ほとんど進歩がない私の新聞の少しは改善点があるのではないか?と思って紐解いた。 割り付けについて ⚫︎どんな構成かは「どんな人に」「何を」「なぜ」「いつ・どこで提供するか」で決まる。←当たり前のことだけど、大事。時にはそれを思い起こして作っていこうと思う。←ここまで書いてふと気がついたけど、20年の間に「人」と「いつ・どこ」は大きく変化している。20年ひと昔のように同じ新聞を作ってはいけ