茨城県牛久市で1995年1月に自営業者が針金で手を縛られて見つかり、翌日に死亡した事件で、15年の公訴時効が成立する約1か月前に強盗致死容疑で逮捕された千葉県在住の70歳代の男性3人が、最終的に不起訴となる見通しとなったことが、捜査関係者への取材でわかった。 水戸地検は拘置期限の25日、処分結果を発表する。 これまでの発表によると、3人は95年1月17日夕、牛久市南の飲食店兼ホテル経営松田行雄さん(当時68歳)の自宅で、松田さんの両腕を後ろ手に縛るなどして腕時計1個(30万円相当)を奪い、翌18日に松田さんを死亡させた疑いで、今月5日に逮捕された。県警は「捜査の積み重ねから3人を特定した」と説明していた。 捜査関係者によると、事件から15年近くたって物証が乏しいうえに、男性らは否認していることなどから公判維持が難しいと判断した。 男性らは土木関係の仕事で松田さんと接点があった。松田さん方の