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ブックマーク / booklog.kinokuniya.co.jp (3)

  • 『モノ言う中国人』西本 紫乃(集英社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「中国のインターネット言論についての優れた入門書」 チュニジアやエジプトでの動乱で、ツイッターやフェイスブックによるネットワーキングが大きな機能を果たしたことはよく指摘されている。しかしむろん、こうしたツールがあればすぐ「革命」が起きる訳ではない。 中国が、これらの国の旧体制やや共通する点のある、強権的な政治手法を用いていること、また積極的にネット言論を統制・検閲していることはよく知られている。 書は、中国のメディアとコミュニケーションを専門とする研究者でもある著者が、一般向けに分かりやすくその歴史と現状を概観したである。 2000年代後半頃から次々と発生した、ネットを舞台にした事件の具体的な事例が豊富に集められていること、また中国語による中国での議論が豊富に紹介されていることが、大きな強みとなっている。 中国のインターネットについては、日でも注目が高まっており

    『モノ言う中国人』西本 紫乃(集英社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 『民族はなぜ殺し合うのか―新ナショナリズム6つの旅』マイケル・イグナティエフ【著】 幸田敦子【訳】(河出書房新社 ) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「見聞から導き出すナショナリズムの倫理」 書は、自身が複雑な民族的出自をもつ著者が、1993年の時点で、民族紛争の激しい地域を取材に訪れ、民族・国家とは何かを問うたルポルタージュである。著者はBBCのテレビドキュメンタリーとして放映された同タイトルの番組レポーターであり、彼自身が書いたその書籍版である。 ナショナリズム研究の分野では、日でも刊行当時から広く読まれているで、準古典的な位置づけにあると言ってよいだろう。 著者は、元々歴史学のアカデミシャンだったが、定職を辞してライター・ジャーナリストとなり、文筆活動を行うと同時に世界各地を旅行した。並行して数多くの大学で講師として教壇に立った。その後ハーヴァード大学ケネディ行政大学院にて教鞭を取るが、それを辞して2004年に政界入りし、2009年には中道左派政党・カナダ自由党の党首となった。カナダでは非常に著名なオピ

    『民族はなぜ殺し合うのか―新ナショナリズム6つの旅』マイケル・イグナティエフ【著】 幸田敦子【訳】(河出書房新社 ) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    mustikka
    mustikka 2011/01/20
    ‘自由主義文明とは、ヒトの本性に深く反するものであり、これを達成し維持するには不断の努力で本性を克服するしかないのだと考えざるをえなくなった。’=20100924
  • 『インターネットと中国共産党―「人民網」体験記』佐藤 千歳(講談社文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「中国での記者体験記+α」 書は、北海道新聞の記者だった著者が、人民日報社のネット部門「人民網」に出向した一年間の記録、および事後談をまとめた滞在記である。 「階層によって見える世界がまったく違う」というのは、インドについてしばしば言われることだが、中国にもある程度それに似た部分があると思う。バックパッキングのような旅行で、安宿に泊まりながら地方を回って低階層の人ばかりを目にしていたら、ひどく後進的な国に見えるだろう。それに対して、一流企業の社員や大学教授などの恵まれた立場で、都市の上層の人ばかりを相手にしていたら、日以上に先進的で富裕な国に見えるかもしれない。 そして、これら二つ(その中間にもいろいろ段階があるだろうが)の世界は、同じ国にありながらまったく隔絶されており、現地の人も他方の世界をよく知らない。もう一方の世界では日常的に目にする出来事を話しても、躍起

    『インターネットと中国共産党―「人民網」体験記』佐藤 千歳(講談社文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    mustikka
    mustikka 2011/01/20
    =20100824
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