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noteと人生に関するmusubi-sekireiのブックマーク (7)

  • 息子に「パパ」の話をしたこと|かたゆまちゃん

    未婚でシングルマザーになって4年、ずっとずっと考えて準備して頭のなかで練習していた話を、こないだ息子にしました。息子のパパの話。 最近こころのエネルギーがSNSよりもっと料理とか生活とかを頑張りたい方向に傾いてるから、この問題も初めさらっとTwitterで書きかけたんだけど、 noteを始めてから、ここにまでわざわざ見に来てくれるひとのあたたかさを当にいつも実感しているので、私の事情や日ごろの考え方をすこしでも前提としてわかって下さるような方に向けてちゃんと残したいなと思いました。 とくに、私は何かの事情や思いがあってパートナーを持たずに子供と暮らす方にいろいろ発信したいという目的もあるので。 当に大切な話なので今回はまじめに書きます。 息子がおなかのなかにいたころ、 「なんでこの家にはパパがいないの?」がいつか来る日のための練習という短歌を作りました。これは当に私がずっと頭の中で練

    息子に「パパ」の話をしたこと|かたゆまちゃん
  • 竹書房退職エントリ|竹村響 Hibiki Takemura

    2000年、バブルがはじけ切って就職氷河期が始まった頃。 ぼくは大学生をやっていた。 就職協定というものがあって、学生は就職活動するのは4年生、関西では4回生と呼んだけど、になってからね、と言われていたのが突然、ぼくが3回生になった途端、はい今から就職活動です!と叫ばれて、何かその真似ごとみたいなのはしたけれど、そもそも求人は少ないし、その少ない求人の中でたいしてやる気のない学生を採用するような会社はもちろんないし、結果ぼくはスムーズにニートになることに。 しかし、大学卒業直後のニートとは大学時代のゴロゴロした生活から大学を抜いたものでしかなくて、ぼくの大学生活とは漫画麻雀とバンドとバイトと単位でできていたから、バンドもバイトも辞めたぼくは、仕事もないんだからバイトは続けろよとはすごく思うのだけれど上手いことできているのかどうか卒業を控えて家族経営だったバイト先が家族ごと夜逃げして潰

    竹書房退職エントリ|竹村響 Hibiki Takemura
  • 夫が会社に行けなくなった話 後半|きなこ

    夫が『うつ状態』になった2016年から3年後の2019年5月 今度は私が精神科にかかる日が訪れる。 それもガチの精神医療センターの精神科に。 その頃発達障害児でその状態がフィバーしていた息子と、2017年に生まれ、4ヶ月の入院と11時間半の手術の後、やっと手元に帰ってきたものの2回目の手術を控えてリハビリ三昧だった心臓疾患児の娘②を丸抱えしている状態に心が折れたが為に それはもうポッキリと、いとも無残に。 自分の心の内は見た事ないが やっと2度目の手術に漕ぎ着ける娘②が明日突然死んじゃったらどうしようと、そして同時に無事に生かして行くこと自体ももう辛い、辛いったら辛い、そればかり考えて眠れなくなってしまった。 精神科案件は突然に。 そして、この病院セレクトは2016年のあの時、その手のドクターがそう易々とは捕まらないということを学んだ私が、敢えてガチの精神科に自らをブッ込むという浅知恵を働

    夫が会社に行けなくなった話 後半|きなこ
  • サンタにラーメンを奢られた話|きなこ

    30歳で母になったので、30代から以後、今日までクリスマスといえば子ども達のものだ。 とは言え、この10年絶妙に歳の差を開けて自給自足で幼児を家庭に供給し続けている我が家ではクリスマスツリーを設置すれば途端にオーナメントは剥ぎ取られ、もみの木は葉が毟られそして、体に登頂を試みる奴が絶対現れるので飾ってはいない。 というか飾ってはいけない。 クリスマスツリーを目の前にした幼児、アイツらは。 毎年卓上用の小さなツリーと、陶器のサンタクロース、それから聖家族の置物を狭い自宅の飾り棚に置き、子ども達の好物の献立を作る。 大体唐揚げを山盛り揚げておけば間違い無い。 はずが今年は『きのう何べた?』にハマっている息子が 「俺はラザニアがべたい」 という果てしなく面倒臭い注文をつけてきた。 『きのう何べた』は青年誌に連載している『弁護士のシロさんが恋人の美容師ケンジと暮らしてひたすら飯を作って

    サンタにラーメンを奢られた話|きなこ
  • 可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ|中馬さりの|note

    「可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ」 女手ひとつで私たち兄弟を育てた母の口癖。 この言葉をくりかえし聞かされたおかげで、大都会東京で出現しがちなヤバいおじさんの 「可愛いね、愛人にならない? 仕事あげるよ」 なんて誘いにのることもなく20代後半まで到達できた。 同時に、大好きな彼氏から専業主婦になってほしいと甘くささやかれても 「不安すぎるわ! 私も稼ぐ力を身につけます」 と、つっぱねてしまう損な性格にもなった。 この言葉は私にとって呪いであり、お守りでもあるから。 母は美人だ。 私より背の低い華奢さに、透きとおるような色白の肌。美容師さんに「おまかせ」していたらしい栗色の柔らかいセミロングヘア。 九州男児の父の一歩うしろを歩くおしとやかな性格もふくめて、私の母は美人だった。 父は酔っぱらうたびに母との馴れ初めを話してくれた。 田舎から上京して右も左も分からない父が、東京

    可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ|中馬さりの|note
  • 呪いが解ける日|夜更け

    2019年12月6日。いつものように慌ただしく出勤の準備をしながら、その僥倖は突然に訪れた。 * その日、NHKの「あさイチ」は作家・川上未映子の特集だった。彼女の著作「夏物語」を軸にトークが組まれていて、そのコーナーの一つとして「母に言われた忘れられない言葉」というテーマのメッセージ募集がなされていた。 番組中盤、いかにもNHKらしいほのぼのとしたいくつかのオカンエピソードがMCの博多華丸・大吉と近江アナウンサー、そして川上未映子のコメントを挟みながら紹介される中で、あるメッセージが読み上げられた。 「“あなたは幸せになれない”という母の言葉が呪いのように残っています」。 呪いって……と思わず誰もが絶句して、和やかな雰囲気のスタジオにうっすらと薄氷のような緊張感が漂うのがわかった。それを吹き飛ばすかのようにスタッフが大声で笑い声をあげたのが余計に虚しく響いた。 いやこれ、前後の文脈がわか

    呪いが解ける日|夜更け
  • 弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった|岸田 奈美

    高校から帰ったら、母が大騒ぎしていた。 なんだなんだ、一体どうした。 「良太が万引きしたかも」 良太とは、私の3歳下の弟だ。 生まれつき、ダウン症という病気で、知的障害がある。 大人になった今も、良太の知能レベルは2歳児と同じだ。 ヒトの細胞の染色体が一多いと、ダウン症になるらしい。 一得してるはずなのに、不思議ね。 「良太が万引き?あるわけないやろ」 ヒヤリハットを、そういう帽子だと思っていた母のことなので。 「ちゃうねん!あるんやて!」 ニコラスケイジを、そういう刑事だと思っていた母のことなので。 この手の岸田家大騒動は、気にしてなかった。 どうせ勘違いだろうと。 でもね、母が言うには。 中学校から帰ってきた良太が、ペットボトルのジュースを持って帰ってきたそうで。 お金はビタ一文持たせていなかったそうで。 文無しだったそうで。 (息子を文無しって言うのも、どうなん?) 私は昔、拾

    弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった|岸田 奈美
    musubi-sekirei
    musubi-sekirei 2019/10/03
    め〜〜〜〜〜〜〜〜ちゃくちゃいい文章やんけ!!!!!!!!!!!
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