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  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    「敵と味方を峻別する発想が強い」といわれるポピュリズムは、「道徳感情」を利用して「亜インテリ」を「動員」している。Twitterは「日常生活において最も感情を刺激する行為」であり、「興奮状態」の指標である「脈拍上昇」「発汗」「瞳孔拡大」を促すことが判明している*14。私たちの「感情」を掻き立て、「推論システム」ではなく「直観システム」に働きかける。 また「怒り」の感情が最も拡散されやすい*15。「道徳感情」を煽る投稿は同じ「道徳部族」の内部で拡散されて、「あいつら」を隔離して「われわれ」の結束を高める役割を果たしている*16。私たちの「部族主義」を利用し、「道徳感情」を「動員」するポピュリズムにとって、Twitterは最適の「環境」なのである。 「バカのひとつ覚え」にも「覚える」必要があったが、もはや「勉強」すらしなくてもよい。「許せない!」という「道徳感情」さえあれば、あなたは「亜インテ

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “、専門家や知識人のなかには(意識的にか無意識的にか)大衆の「直観」や「感情」にすり寄り、「道徳感情」を掻き立てるものが増えている。しかし、そうなると「亜インテリ」で十分である”
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    人間は認知能力や記憶力に限界があるために、身体、他者、技術といった「外部環境」を「記憶装置」や「情報処理装置」として利用する。そのため、脳内の情報と外部環境の情報をシームレスに扱う。「知ってるつもり」という錯覚は「直観システムが、自らの熟慮能力(=推論システム)を過大評価しているため」に引き起こされ、なかなか避けることができない。 すべての知を網羅するなんてだれひとりとしてできない。人間の認知能力には限界があるので、多かれ少なかれコミュニティで知を共有する。しかし、「知識のコミュニティ」は「知ってるつもり」という錯覚を増長させる危険性がある。「ほんのちっぽけな知識のかけらを持っているだけ」なのに「専門家のような口をきく」と、話す相手もまた「あまり知識がない」ために「ますます自らの専門知識への自信を深め」てしまう。その結果、「コミュニティのメンバーはそれぞれあまり知識はないのに特定の立場をと

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “「亜インテリ」もまた「バカの二乗」によって生まれる。「知ってるつもり」というバイアス(人間本性)と「コミュニティ」(環境)がかけ合わさって生まれるのだ”
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    とはいえ、興味深いのは、ネット右翼が生まれた背景には「亜インテリ」への批判があったことだ。思想家の浅羽通明や民俗学者の大月隆寛らは戦後民主主義を肯定する言説がワンパターン化(マニュアル化)したことに苛立っていた。たとえば、浅羽は湾岸戦争に反対する新聞投書を「インテリ気取りたちの愚論」と批判している*10。戦後民主主義について「バカのひとつ覚え」のように繰り返す「知識人」や「亜インテリ」を批判する彼らが依拠したのは「大衆」であり、『ゴーマニズム宣言』を連載していた漫画家の小林よしのりである。 社会学者の伊藤昌亮が指摘するように、浅羽通明、大月隆寛、小林よしのりらは「庶民的・常民的な生のリアリティという観点」から「市民という概念そのものに疑義を突き付けてい」ったが、「大衆」からの戦後民主主義批判は「右旋回」していくことになる*11。『新ゴーマニズム宣言スペシャル 戦争論』(幻冬舎、1998年)

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “彼らの「亜インテリ」への批判は共感するが、発想の転換が必要だと思う。「人間本性」から考えれば、私たちはみんな「亜インテリ」である、と。 ”
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    「ネット右翼」と「亜インテリ」 過去十数年で最も量産された「亜インテリ」は「ネット右翼」である。久しぶりに実家に帰省したら、父親がネトウヨになっていた——インターネットでよくみられるエピソードだ。 たしかにネット右翼の言説には「亜インテリ」を量産しやすい特徴がある。ネット右翼が誕生した背景には1990年代のディベートブームがある*7。相手を打ち負かすべき「敵」とみなして論破するディベートは「部族主義」と相性が良い。しかも、論破すべき「敵」は、「反日」や「サヨク」といった彼らの「ナショナリズム」にとっての「敵」なのである。 「亜インテリ」を量産しやすいもうひとつの特徴が「論破のマニュアル化」である。「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」といった歴史問題がよく話題になるが、ネット右翼はあまり歴史に興味がない。むしろ「敵への憎悪がまず存在し、バッシングを正当化する材料として歴史があとから利用された」とい

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “ネット右翼はデモやネットでいつでも披露できるように「論破のマニュアル」を「直観システム」のレベルにまで叩き込む。そして、「受け売り」の知識を「バカのひとつ覚え」のように繰り返すのである”
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    「いや、 そんなことはない、私は政治に詳しい」というひともいるだろう。たしかに政治的知識を獲得することに熱心な人々も存在する。しかし、それは自らが所属する集団や党派(われわれ)を応援し、対立する集団や党派(あいつら)を嘲笑うためという場合も多い。 阪神タイガースや浦和レッズを応援するスポーツファンのように、「政治ファン」というべき存在である*4。自らの仲間をひいきする「部族主義」を満たすために政治的知識を勉強しているので、獲得された知識は偏ったものとなる(合理的非合理性)。「敵と味方を峻別する発想が強い」*5といわれるポピュリズムにおいて「政治ファン」が増えたほうが、ポピュリストが影響力を高めることになる。フェイクニュースや陰謀論といった「勉強」の成果を披露し、拡散してくれるからである。 このような「政治ファン」を「亜インテリ」と呼んでみたい。丸山眞男によれば、「亜インテリ」とは「いっぱし

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “山眞男によれば、「亜インテリ」とは「いっぱしインテリのつもり」だが、「耳学問」なのであやふやな知識しか持たない*6。政治や経済に「オピニオン」を持つが、知識や生活レベルは「大衆」とあまり変わらない”
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    インテリを気取ってはいるけれど、そのじつ耳学問で仕入れた受け売りの知識をひけらかしているだけの人々——丸山眞男はいまから50年以上前にこうした存在を「亜インテリ」と呼びましたが、じつは現代こそが「亜インテリ」というキーワードによって特徴づけられるのかもしれません。『みんな政治でバカになる』(晶文社)を上梓した、批評家の綿野恵太氏が解説します。 バカの二乗 人間の思考には「直観システム」と「推論システム」というふたつのメカニズムがある(二重過程理論)*1。「直観システム」は非言語的・自動的・無意識的であるため、素早く判断できる。しかし、間違いも多い。その間違いには一定のパターン=「認知バイアス」がある。「推論システム」は言語的・意識的な推論をおこなう。「直観システム」に比べて間違いは少ないが、時間や労力を必要とする。私たちは「認知バイアス」ゆえに「バカ」げた言動をとってしまう*2。 くわえて

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
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    mutevox 2023/07/21
    “資本主義で「生活」に追われる私たちは、政治的知識を勉強するよりも、労働、家事、育児、介護、趣味、休息に時間を使わざるをえない。それは単に私たちが愚かだからではなく、「環境」によって政治的無知=バカに
  • 『大豆田とわ子』は、「劇的な物語」を拒否する「雑談ドラマ」だった(岡室 美奈子) @gendai_biz

    『大豆田とわ子と三人の元夫』は見たことのないドラマだった。各回の冒頭でダイジェスト映像を見せるなど、これまでのドラマの定石をことごとく覆し、次なる展開の予想は常に裏切られ、毎回未知の世界を見せてくれた。 終了した今も、あのドラマがなんだったのか、言語化するのは難しい。多くの人々がすごいドラマだったと感じているにもかかわらず、この語り難さはなんだろうか。ここではその理由を考えてみたい。 「雑談って、いります?」 そもそも大豆田とわ子(松たか子)とは何者なのか。「これ、歩いている大豆田とわ子」で始まる伊藤沙莉の独特なナレーションによってこのドラマは幕を開ける。ナレーションは、 「の中に小さい石がはいってしまった。の中にはいった小さい石を、を脱がずに取り出そうと試みる大豆田とわ子。体をねじる運動のところがいつも人と合わない。ここも合わない。おしゃれなパン屋にジャージではいれる大豆田とわ子。

    『大豆田とわ子』は、「劇的な物語」を拒否する「雑談ドラマ」だった(岡室 美奈子) @gendai_biz
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    mutevox 2021/06/23
    “特別な出来事や奇跡や辛い別れなど、ドラマチックなシーンや物語で視聴者を感動させたり泣かせたりする通常のドラマとは、決定的に違う文法でできている。”
  • 『大豆田とわ子と三人の元夫』が「3」という数字に満ちている理由(福田 フクスケ)

    これまでの坂元裕二作品に見られなかった変化 現在放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜21時〜、以下『まめ夫』)が、オリコン集計のドラマ満足度ランキング(4月27日~5月3日放送を対象)で1位を獲得した。 脚を担当する坂元裕二は、『最高の離婚』『カルテット』など作家性の高い作風で知られ、「ドラマを脚家の名前で語られる」数少ない存在の一人だ。じっくり見せる緻密な会話劇や、繊細な感情のやりとり、ちりばめられたディテールがのちのち伏線として利いてくる豊かな構成力など、“ながら見”の隙を与えないその作風は、熱心な視聴者の高い視聴“熱”や視聴“質”に支えられ、放送後はSNSで考察や感想が大いに盛り上がる。 『まめ夫』でも、そのクオリティの高さは健在だ。だが今作では、伊藤沙莉によるナレーションを多用してテンポよくシーンを切り替える、冒頭でその回に起きる出来事

    『大豆田とわ子と三人の元夫』が「3」という数字に満ちている理由(福田 フクスケ)
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    mutevox 2021/06/16
    “男2対女2という4人のドラマを好んで描いてきた坂元が、今作ではとわ子と元夫という1対3の構図にして、自らの作風のリズムをわざと変調しようとしている”
  • 『大豆田とわ子』は『最高の離婚』の“その先”を描いていた(福田 フクスケ)

    小鳥遊が語った「時間は存在しない」説 親友の綿来かごめ(市川実日子)を亡くして1年が経った『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系、以下『まめ夫』)の世界。時が止まったように過ごしていたとわ子(松たか子)の日常では、以前のように布団が吹っ飛んだり、網戸をベランダから落っことしたりといった、ここではないどこかへ“勢いよく飛び出す”ようなことは起きなかった。 しかし第8話では、弾むゴミ袋や路傍の打ち水、水鉄砲で遊ぶ子供たちなどの“ほとばしる”イメージが再びとわ子の目に映るようになる。 そのきっかけは、第7話で知り合った謎の男――実はしろくまハウジングの株を買収したマディソンパートナーズの法務部長・小鳥遊大史(オダギリジョー)だった――が、「人間にはやり残したことなんかないと思います」として語った、時間にまつわる以下のような考え方である。 小鳥遊「あの、過去とか未来とか現在とか、そ

    『大豆田とわ子』は『最高の離婚』の“その先”を描いていた(福田 フクスケ)
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    mutevox 2021/06/16
    “実は、『最高の離婚』は2年ごとにスペシャルを制作する構想があり、坂元裕二の頭の中には、続編の展開がすでにできていたそうだ”
  • 新型コロナワクチン、妊婦やアトピー患者も大丈夫?米国在住の医師が疑問に答える(伊藤 学)

    ついに日でも始まる、新型コロナワクチン ファイザーのワクチンが日に到着し、正式に2月14日に特例承認され、日での販売名は『コミナティ筋注』と決まった。新型コロナワクチンの接種が、ようやく日でも始まる。 「私はウイルス感染症を専門にしているので、今のこの現状を調べることも仕事です。そして何よりも、このコロナ禍の生活を少しでもいい状況に戻したい、そのことを願っています。そのためには冷静にワクチンの効果やベネフィット(利益)を見ていかねばなりません。そして、正しい情報を多くの方に伝えることが今回のウイルスと戦う上では、とても重要な戦術だと思っているのです」 こう語るのが、アメリカ在住、感染症の専門家の峰 宗太郎氏だ。 ワクチン接種に関しては様々な心配の声もあがっている。そこで、峰医師にワクチンの基のキも含めて、多くの人が感じる「ワクチンのわからない」をQ&A形式で、で回答いただくことに

    新型コロナワクチン、妊婦やアトピー患者も大丈夫?米国在住の医師が疑問に答える(伊藤 学)
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    mutevox 2021/02/15
    “現時点ではっきりとわかっているのは、発症リスクと重症化のリスクを低減させられるという点です”
  • コロナ自殺、一体なぜ…「周りに迷惑をかけて申し訳ない」という「加害者意識」の正体(阿部 恭子) @gendai_biz

    コロナ自殺、一体なぜ…「周りに迷惑をかけて申し訳ない」という「加害者意識」の正体 日の感染者が患う「もうひとつの病」 感染者が訴える「加害者意識」 1月22日、「コロナ自宅療養者自殺」という非常にショックなニュースが飛び込んできた。新型コロナウイルス感染により自宅療養中だった東京都内の30代の女性が亡くなり、残されたメモには、周囲に迷惑をかけてしまった後悔などが綴られていたという。 女性の娘も感染したことから、女性は娘が学校で居場所がなくなるかもしれないと夫に相談しており、社会から排除される不安が背景にあることは間違いないようだ。 筆者が代表を務めるNPO法人WorldOpenHeart(WOH)では、「新型コロナ差別ホットライン」を設置し、差別に悩む感染者や家族からの相談を受けてきた。感染者が抱える絶望感は想像以上に大きく、「死にたい」と訴える相談者も少なくない。 稿では、「周りに迷

    コロナ自殺、一体なぜ…「周りに迷惑をかけて申し訳ない」という「加害者意識」の正体(阿部 恭子) @gendai_biz
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    mutevox 2021/01/27
    “1月10日の朝日新聞によると、新型コロナウイルスに関する調査で67%の人が「健康より世間の目が心配」と回答したという”
  • 自ら接種した日本人が語る「なぜデンマーク人の78%がワクチン接種を望むのか」(及川 夕子)

    新型コロナウイルス感染拡大の勢いが止まらない。「行動制限を呼びかけるだけでは限界がある。早く予防ワクチンを」という声も聞こえてくる。 日では早ければ2月下旬から、新型コロナワクチンの接種が始まるとも報じられている。まずは医療従事者、次に高齢者へ、順次接種が行われる見込みだ。ただ、日人はワクチンへの警戒感が比較的強い国ともいわれており、実際の接種率がどれくらいになるかは不透明だ。 海外に目を移すと、すでに新型コロナワクチン接種が始まっている国もある。今回は、社会福祉国家のデンマークでワクチン接種を受けた日人女性に話を聞くことができた。 デンマークでは2020年12月27日にワクチン接種がスタートし、2021年6月末までにすべての国民に接種を行うことを目指しているという。1月21日現在(デンマーク時間14時)での投与回数185,777回(2回目投与の6,808名を含む数値)。ちなみに、世

    自ら接種した日本人が語る「なぜデンマーク人の78%がワクチン接種を望むのか」(及川 夕子)
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    mutevox 2021/01/25
    “私自身は職業柄、2週間ごとに職場でPCR検査を受けていますが、これは強制ではありません”
  • 日本より感染者は圧倒的に少数…韓国のコロナ対策「成功していること」「失敗していること」(伊東 順子) @gendai_biz

    やっとカフェが開いた 韓国政府は1月16日、これまでの新型コロナ対策として実施されていた行動制限の一部を緩和した。それによって、それまでテイクアウトしか許されなかったカフェなども、やっと店内で座ってお茶をすることが可能となった(ただし制限時間は1時間。さらに飲料やデザートを摂取していない時はマスク着用が義務付けされ、これを違反した場合は10万ウォン〔1万円程度〕以下の罰金が課される)。 また、これまで営業できなかったスポーツジムやカラオケなども制限付きで営業ができるようになり、学習塾なども人数制限をした上でも対面授業が可能になった。 「かれこれ2ヶ月近くですからね、店内飲が禁止になって。いきなり元の暮らしに戻れるのか……」 ソウル市内でカフェを営む友人は「もちろん再開は嬉しいけど」と言いながらも、「少し不安もある」という。 「果たしてお客さんが来てくれるか? やはり感染の危険もあるわけで

    日本より感染者は圧倒的に少数…韓国のコロナ対策「成功していること」「失敗していること」(伊東 順子) @gendai_biz
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    mutevox 2021/01/25
    “韓国は日本以上に民間病院の比率が高く(約9割)、経営上の理由などもあり普段から病床にはあまり余裕がない。そこに「療養病院」と言われる高齢者用病院での大規模クラスター発生が追い打ちをかけた”
  • 「はやぶさ2」実は21回も"墜落"していた!(NHK小惑星リュウグウ着陸取材班)

    2020年12月6日未明、宇宙科学の2大テーマの解明をミッションに掲げた日の探査機「はやぶさ2」がついに小惑星リュウグウのかけらを持ち帰った。 直径約10mの人工クレーター作成、着陸精度60cmの驚異のタッチダウンなど、立て続けに7つの「世界初」を達成するなど順風満帆だったように見えるミッションだが、その舞台裏は苦難の連続だった。はやぶさ2がたどり着いたリュウグウは、岩石だらけの小惑星で、はやぶさ2が安全に着陸できる場所がまったくなかった。 一時は着陸が危ぶまれるほど追い込まれた「チームはやぶさ2」だったが、30代でプロジェクトマネージャに抜擢された若きリーダー・津田雄一氏の陣頭指揮のもと、次々に解決策を見出し、逆境を乗り越えた。その快挙の裏には、周到に用意された驚くべき「成功の方程式」が存在した。6年におよぶ密着取材をしてきたNHKリュウグウ着陸取材班の記者たちだけが知る、手に汗握る着

    「はやぶさ2」実は21回も"墜落"していた!(NHK小惑星リュウグウ着陸取材班)
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    mutevox 2020/12/09
    “何度も訓練で失敗をしたことで、どこまでならできるのか、どこからは難しいのかの境界線が徐々にわかってきたというのだ。”
  • 新型コロナ、じつは「ワクチン誕生」でもまだまだ安心してはいけないワケ(村上 和巳) @moneygendai

    新型コロナウイルス感染症が1月に日に流入してからすでに丸10ヵ月が経過し、いま再び第3波と言えるような事態が起きている。この間、コロナウイルスについては様々な研究結果が発表されているものの、その量はあまりにも膨大なうえ、報道などで伝えられるのはその一部で、その一部すら日々追えていない人がほとんどだろう。 そこで、この感染症治療の最前線にいる国立国際医療研究センターの国際感染症センター国際感染症対策室医長で感染症専門医の忽那賢志氏へ緊急インタビュー。新型コロナの治療薬、ワクチン開発などについて、いま「知っておくべきこと」を掘り下げた(インタビューは11月18日時点までに行われたものであり、その時点での知見に基づいている)。 「レムデシビル」と「デキサメタゾン」の当の実力 ―現在の治療薬の状況について教えてください 今承認されている薬、あるいは試されている薬は、もともと違う病気に対して使

    新型コロナ、じつは「ワクチン誕生」でもまだまだ安心してはいけないワケ(村上 和巳) @moneygendai
    mutevox
    mutevox 2020/12/04
    “新型コロナに対するワクチンができ、それを接種すれば2度と感染しないとはならず、新しい生活様式を当面は継続する必要があると思います”
  • 「右でも左でもない普通の日本人」を自認する人ほど、陰謀論を信じやすかった…!(秦 正樹) @gendai_biz

    におけるネトウヨと陰謀論の関係 先日のアメリカ大統領選では、接戦州の選挙結果もさることながら、トランプ大統領自身が選挙不正をTwitter上で訴える「断末魔の叫び」が日のメディアでも連日大きく報じられた。実際には、選挙不正を示す確たる証拠はなく、単なる「陰謀論」にすぎないとの見方が大勢であるとはいえ、ロイター通信の報道では、今なお、共和党支持者の52%が「真の勝者はトランプだ」と答えるなど、その「陰謀論」を信じるトランプ支持者も数多くいるようである。 もっとも、陰謀論やデマの類は今に始まったわけではなく、古今東西にわたって存在する。もちろん、日もその例外ではない。日においても、たとえば「ネトウヨ」(ネット右翼)が発する陰謀論がネット上にはごまんとあふれている。辻大介の研究によれば、ネトウヨはネットユーザー全体のおよそ1〜2%に過ぎないと推定されるものの(辻、2017)、その存在感

    「右でも左でもない普通の日本人」を自認する人ほど、陰謀論を信じやすかった…!(秦 正樹) @gendai_biz
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    mutevox 2020/12/03
  • 新型コロナ、日本の満員電車で「クラスター」が起きない「意外なワケ」(村上 和巳) @moneygendai

    新型コロナウイルス感染症が1月に日に流入してからすでに丸10ヵ月が経過し、いま再び第3波と言えるような事態が起きている。この間、コロナウイルスについては様々な研究結果が発表されているものの、その量はあまりにも膨大なうえ、報道などで伝えられるのはその一部で、その一部すら日々追えていない人がほとんどだろう。 そこで、この感染症治療の最前線にいる国立国際医療研究センターの国際感染症センター国際感染症対策室医長で感染症専門医の忽那賢志氏へ緊急インタビュー。新型コロナについて現在まで分かっていること、わかっていないことを整理したうえ、第3波ともいわれる状況下にあって、いま「知っておくべきこと」を掘り下げた(インタビューは11月18日時点までに行われたものであり、その時点での知見に基づいている)。 「気温の低下」は大きい ―日国内での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行については、

    新型コロナ、日本の満員電車で「クラスター」が起きない「意外なワケ」(村上 和巳) @moneygendai
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    mutevox 2020/12/01
    “基礎疾患として心不全、呼吸不全があり、マスクを着用すると酸素飽和度が保てないケースや正しい着用ができない小児などは敢えてマスクを着用しなくてもよいかとは思います”
  • 「第二次世界大戦以来、最大の危機」 中欧の小国スロヴァキアを襲った「コロナ第二波」の衝撃(増田 幸弘) @moneygendai

    スロヴァキアは東北地方から福島県を除いたくらいの面積に、兵庫県の人口に近い550万人が暮らす中欧の小さな国である。日での認知度は高いとは言えず、1989年に社会主義体制が崩壊してまもなくチェコと分離して30年が過ぎたいまなお、「チェコスロヴァキア」と言ってはじめてわかってもらえることがある。 国土の4割近くを農地が占める農業国だが、 人口1人あたりの生産量世界第1位に位置づけられるほど自動車産業が盛んで、フォルクスワーゲン、ポルシェ、アウディ、プジョー、シトロエン、ランドローバー、起亜の製造工場がある。当初は安価な労働力を求めての進出だったが、ていねいな仕事ぶりが認められ、意外な高級車の生産ラインを設けるメーカーもある。 2020年のパンデミックはこの小さな国をも容赦なく巻き込み、翻弄してきた。春の第一波はほとんど無傷で乗り越えたものの、夏休みに規制を緩めたのが一因し、9月にはじまる第二

    「第二次世界大戦以来、最大の危機」 中欧の小国スロヴァキアを襲った「コロナ第二波」の衝撃(増田 幸弘) @moneygendai
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    mutevox 2020/11/23
    “病院に限られ、医療関係者は出勤を拒否することも、ストライキを行うこともできないように規制され、病院の機能が麻痺するのを防いだ。医学生や定年した医師を動員することも可能になる”
  • 世界初!360万人が受けたスロヴァキアの「全国一斉コロナ検査」、現地で味わった混乱と希望(増田 幸弘) @moneygendai

    東北地方から福島県を除いたくらいの面積に、兵庫県の人口に近い550万人が暮らす中欧の小さな国「スロヴァキア」。1989年に社会主義体制が崩壊してまもなくチェコと分離して30年が過ぎたいまなお、「チェコスロヴァキア」と言ってはじめてわかってもらえることがある。 2020年のパンデミックはこの小さな国をも容赦なく巻き込み、翻弄してきた。前編では、春の第一波をほとんど無傷で乗り越えた同国が第二波に襲われるまでを、首都ブラチスラヴァに暮らす一市民の目線から描いた。 経済損失の大きいロックダウンが迫られるなか、世界初となる国を挙げての「一斉コロナ検査」は無事完遂できるのか。いざ検査を受けての実感はーー。スロヴァキアのコロナ対策、現地からの特別ルポ、後編をお送りする。 ロックダウンか、全国一斉検査か コロナの全国一斉検査をする。スロヴァキアのイゴル・マトヴィチュ首相(47歳)は10月17日、突然、発表

    世界初!360万人が受けたスロヴァキアの「全国一斉コロナ検査」、現地で味わった混乱と希望(増田 幸弘) @moneygendai
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    mutevox 2020/11/23
    “全国検査を通じて最大8万の偽陽性と2万5000の偽陰性が出る可能性があり、検査の意味を問う声が次々にあがった”
  • バイデンは中国の手先? 日本で「陰謀論」に騙される人が急増した「深刻な実態」(石田 健) @gendai_biz

    バイデン前副大統領が勝利をおさめた2020年の米国大統領選挙では、世界中の報道機関やインターネット企業が、1つの敵と戦っていた。それは「陰謀論」だ。 いわゆるフェイクニュースやデマの跋扈は、過去の大統領選や新型コロナウイルスでも問題となったが(参照「新型コロナ、世界中の人々が『悪質デマ』に踊らされる構造」)、今回は単なるフェイク・ニュースというよりも、より大きな物語を背景とするような陰謀論が飛び交う事態となった。 そして驚くべきことに、大統領選に関する陰謀論は日でも広く聞かれたばかりか、必死にそれらを擁護する人が続出した。一体なぜ、大統領選に関する陰謀論が、遠く離れた日で広まったのだろうか。そして、それらはどのような問題を抱えているのだろうか。 世界が驚いた「日トランプ支持層」 今回広まった陰謀論は枚挙に暇がなく、世界中の報道機関などが選挙前から様々な対策を講じており、世界中の記者

    バイデンは中国の手先? 日本で「陰謀論」に騙される人が急増した「深刻な実態」(石田 健) @gendai_biz
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    mutevox 2020/11/21
    “日本において、ニュースを信頼している人は37%にとどまり、過去5年間で約10ポイント低下している”