7万2千人もの観客がひしめくウェンブリー・スタジアムを上空から捉えたカメラ(視点)が、ステージ目掛けて急降下する。ピアノに向かうフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)を筆頭に、各々のポジションに就くメンバーたち。意を決したような面持ちのフレディが、息を深く吸って吐き、「ボヘミアン・ラプソディ」のイントロを弾く。そこから「レディオ・ガ・ガ」「ハマー・トゥ・フォール」「伝説のチャンピオン」と続いていく怒涛の約13分30秒。 刺さる場面ばかりの『ボヘミアン・ラプソディ』だが、やはりズブズブととどめを刺されるのはライヴ・エイドでの演奏シーンだろう。何度観ても、何度聴いても、興奮するし、感動するし、ウェンブリーのオーディエンスと共に歌いたくなる。プレイを終えた4人がステージの袖に戻って幕が閉じ、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」のPVと「ショウ・マスト・ゴー・オン」が流れるエンド・クレジットには、涙
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