18日、大阪・北区の繁華街のビルに入るクリニックから出火し、24人が死亡した事件が起きたことについて、全国の病院が加盟する団体の防火対策の指針をまとめた専門家は、全国の病院の関係者に向けて「火災が起きた際に消火や患者の避難など具体的にどんなことが課題になるのか知ったうえで実践的な訓練などの備えをしておいてほしい」と訴えています。 全国のおよそ2500の病院が加盟する日本病院会は2018年、過去50年間に病院で起きた102件の火災について原因などを調査しました。 それによりますと、出火原因で最も多かったのは▽放火で33件、次いで▽たばこと▽電気コンロなどの調理機器がそれぞれ14件などとなっていました。 このうち、3分の1ほどを占めた放火の場合、現場となった場所は病室とトイレが多く、放火の方法はライターが最も多くなっていました。 これを受けて日本病院会は放火の防止策などを盛り込んだ指針をまとめ