昨夜のことにはなるが、日々の記録として、この胸の痛みを、ちゃんとここにも書き記しておきたい。 就寝前、妻とソファに座り話をした。娘はすでに寝室でひとり寝息を立てており、息子は部屋の隅でひとり遊びに興じてくれていた。 話題は日中にあった幼稚園の参観。園児達がお店屋さんをつとめるイベントに、妻だけ参加してきた。その動画や写真を私に見せてくれていたのである。 画用紙や絵の具で手作りしたハンバーガーやポテトを、カウンター越しに販売する娘。その可愛らしい姿が写る写真を、私は目を細めながらに見ていた。 しかし、おもむろに放った妻の言葉をきっかけに、私の気分が一変する。お店の中で並んだお友達三人と、娘との間に、わずかながら距離があるのだ。 たしかに、よくよく見ればどの写真でもそうだった。他の三人は仲よさそうに互いに身体を寄せあっているのだが、娘だけがそんな三人に対し、片思い的に身体を引っ付けているように