ブックマーク / transparents8.hatenablog.com (20)

  • 小さなデイサービスで見た光 - Poco a poco

    閑静な住宅街に新しく建てられた小さな一軒家。 メールで伝えられた住所を何度も確認し、恐る恐る玄関のチャイムを押す。 すぐに耳馴染みのある声で応答があり、玄関ドアが開く。 ゆるやかなスロープを通り抜け、段差のない玄関でを脱ぎ、定員3名の小さなエレベーターに乗り込む。 エレベーターの扉が開いて私の目に最初に飛び込んできたのは、まぶしいくらいの光だった。 清潔な白い壁に大きな窓。 まだ3月の初めだというのに、窓から降り注ぐ陽光のおかげでデイルームは暖房がいらないくらいあたたかかった。 私と管理者と看護師。 その日集った3人で、私たちは小さなデイサービスを始めた。 私が大学を卒業して最初に勤めたのは精神科の病院である。 私はその病院で初めて採用された音楽療法士だった。 当時は音楽療法という言葉も珍しく、医療職における音楽療法士の立場はなんとも不安定なものだった。 大学4年間で苦労して取った資格を

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  • 「素敵な」フランス刺繍 - Poco a poco

    正直、完全になめていました。 手先は器用な方だし、この手の作業は今まで適当にやっててもなんとなく形になっていたし、何なら仕事で教えていたくらいだし。 だから、まあ、基礎だし学校の授業で習った程度のことが出来れば簡単なんだろうなって。 「これのどこが基礎なんだー!?」 と、レッスンクロスを壁に投げつけたくなる衝動を必死で抑えている今。私はフランス刺繍に挑戦している。 何故フランス刺繍なのか。そこに大した意味はない。 事の発端はこうだ。 昔から自給自足の生活への憧れがあった。自分の衣住を自分でつくって管理する、という途方もない夢だ。 屋に行けば、身体は自然と「暮らし系」と呼ばれる生活に関するがまとめられた棚に向かっていたし、そのジャンルの新刊は全て網羅するほど情報を集めていた時期もあった。 しかし現状の自分を顧みると、自分の洋服や小物すらまともに作れない。下や洋服に穴が開けば迷わず捨て

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  • 音大生がこうもり傘を100本集めるおじさんにハマった話 - Poco a poco

    当時の私は、ものすごく退屈していた。 物心ついた時から、いつも音楽の中にいた。 何が好きなのか? 何がやりたいのか? そんな疑問を持つ前に、目の前には鍵盤があり、無意識のうちに歌をうたっていた。 年齢を重ねるごとに、私を取り巻く音楽の世界はどんどん大きくなっていき、一日の生活の中に占める音楽の割合はいびつなほどに大きくなっていった。 それは得体のしれない化け物だった。それは半透明のビニールの膜のように柔らかく私の全身を覆い、静かに私を殺そうとしていたのだった。 音大に入学し、私の絶望は確かなものとなった。 小さな線と丸で真っ黒に埋め尽くされ、きれいに整頓された、新品の楽譜を胸に抱き、それを演奏するたびに、心の底から「つまらない! つまらない!」と小さく叫んでいた。どこに向けて良いのかわからない怒りばかりが蓄積され、半透明だったその膜はどんどん白く濁り、息苦しさに押しつぶされそうだった。 彼

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  • 書斎をレンタルするということ - Poco a poco

    書斎レンタルのサブスクリプションサービスを利用し始めて、3か月が経ちます。 私は平日会員なので、平日はほぼ毎日書斎に通っています。 私にとって書斎は、のネットカフェのようなものです。 私の通っている書斎はこんな所です。 まず、料金は定額制。平日会員の場合、コーヒーがサービスでついてきます。 このコーヒーが美味しい。 ネカフェのコーヒーは自販機のものですが、ここのコーヒーはこだわりのあるハンドドリップ。 ここのコーヒーに慣れてしまった私は、市販の安いコーヒーが飲めなくなりました。 なんてこった。 そして、1万冊の蔵書が読み放題。 ネカフェにはせいぜい雑誌くらいしかがありませんが、こちらはがメインです。 雑誌や漫画も厳選されたもののみ置いてあります。 蔵書のラインナップも私の趣味に近いので、「読みたいがない」ということは、今のところありません。 昔から、に囲まれた生活を送るのが夢でし

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  • 透明人間になったら - Poco a poco

    「もし透明人間になったら何をする?」 という台詞が、読んでいたの中に出てきた。 「自分なら何をするだろう?」 結構真剣に考えてしまった。 一人で生きる、ということは、半分透明人間になるようなものだ。 一人でいる時、私は自分の存在を証明することはできない。 自分の存在を証明するために、私は働き、人と話し、お金を払って消費している。 もし、透明人間になってしまったら、その存在の証を失うことになる。 それは恐怖でしかない。 最初はこう考えた。 「おいしいものをべる?」 にあまり興味がない質なので、普段の事は質素である。 最近は、鍋にハマっているので、毎日鍋ばかりべている。 でも、透明人間になれば、お金を払わずにおいしいものがべられるんじゃないか? 作り置きより作りたての料理の方が美味しいのは間違いない。 有名な料理人の作りたての料理をかすめ取る。こっそり奪ってべる。 そこまで、想像

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  • 何故女子はヨガにハマるのか - Poco a poco

    ヨガを始めて、8年が経とうとしています。 「ヨガ」というと、バラエティー番組に出てくるモデルとか女優とかがこぞって紹介している、意識高い系の趣味、というイメージがありますが、特に意識高い系ではなくても続けている人は多いです。 そこで、今回は何故女子がヨガにハマるのか、を考察していきたいと思います。 女子にとってヨガはアボカドのようなものです。 アボカドは「世界一栄養価の高い果物」として有名ですよね。 そして、これもまた、意識高い系女子の大好物。 美容やダイエット効果が高く、そこらへんが彼女らの人気の元だと思うのですが、私のような意識普通系女子が最初に魅了されるのは、アボカドの持つ「疲労回復効果」だったりします。 アボカドにはエネルギー代謝を助ける働きがあるビタミンB群が豊富に含まれています。 疲れや集中力不足に効果的なビタミンB1、 ストレスに効果的なビタミンB2、 倦怠感に効果的で、炎症

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  • 魔法のチケットを手にレッスンに臨む - Poco a poco

    今、私の中で、ディズニー映画一日一鑑賞キャンペーンを実施しています。 アナ雪から始めて、ベイマックス、モンスターズインク、トイストーリー、ラプンツェル、と続けて見てきました。 ディズニー映画は子供たちとの共通言語を作る、魔法のチケットです。 そもそも、何故、私がこの一人キャンペーンをはじめようと思ったかというと、一人の生徒をレッスン中に泣かせてしまったからです。 その子は最近、ピアノの面白さに目覚めたのか、自宅での練習量も増え、レッスンに来るなり自信満々で練習曲を披露してくれました。 楽譜通り、とても上手に弾けていたのですが、幼児にありがちな鍵盤を力任せに弾く癖が気になった私は、そこを指導しようと思いました。 人の弾き方を真似したものと、脱力して弾いたものを演奏し、どちらがきれいか? 考えさせようとしたのですが……。 自信満々に弾いたものを否定された、と捉えた彼は、すっかりやる気を失く

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  • ボイストレーナーが赤ペン先生になったよ - Poco a poco

    今月から、アプリを使った動画添削型のオンラインレッスンを始めました。 いま、他県に住む小学生にボーカルのレッスンをしています。 アプリのレッスンは、ボイトレ界の赤ペン先生のようなものです。 私は小学1年生から6年間、進研ゼミを受講していたのですが、その講座の中でも赤ペン先生の添削を楽しみにしていました。 この講座では、毎月「チャレンジ」という教材が届いて、自習し、提出用の解答用紙を郵送してしばらく待つと赤ペン先生の添削と解説が書かれた答案が返ってきました。 手書きで私一人だけにあてたコメント付きで返してくれるので、毎回どんなコメントが書かれてくるのだろう? と楽しみに待っていた記憶があります。 自習用の教材は手をつけたりつけなかったり、読まないまま積読状態にしていたことも多かったのですが、赤ペン先生への課題提出は割と真面目に行っていました。 アプリのレッスンもこの形に近いです。 ボーカルの

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  • 高齢者こそクリエイターである - Poco a poco

    高齢者こそクリエイターである。 皆さんは、高齢者に対してどんなイメージを持たれているでしょうか? 最近はネットやipadを操るスーパー高齢者も増えてきて、一昔前の「お年寄り」というイメージには収まりきらない高齢者も多くなってきました。 私は昨年まで、高齢者の施設で働いていたのですが、そこで出会った高齢者はどの方もクリエイティブなセンスを持った方ばかりでした。 私の働いていた施設では、高齢者のカルチャースクールのような活動を行っていました。活動内容は私がすべて管理しており、私やスタッフの趣味と利用者様の趣味の合致することをひたすら追求していました。 手芸、編み物、歌、手遊び、脳トレ、学習療法、音楽療法、回想法、お茶会、パステル画、塗り絵、切り絵、貼り絵、ちぎり絵、折り紙、工作、散歩、体操、ヨガ、ルーシーダットン、筋トレ、料理、お菓子作り、書道、書写、デッサン、コラージュ、演奏会、落語、マッサ

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  • 声の出し方を見直そう - Poco a poco

    こんにちは、ボイストレーナーのreinaです。 今日は、「声の出し方」について説明していきます。 歌をうたうとき、多くの人が「声を前に出すこと」を意識していると思います。 具体的に言うと、「マイクに向かって声を出している」ですかね。 この考え方はあながち間違いではないのですが、もっと歌を上手くする方法があります。 それは 「ボールを投げるように声を投げる」 という意識です。 ドッジボールくらいの大きさのボールを持っていると想像してみてください。 このボールを腕を肩より後ろに引かずに、前に投げてみます。 どれくらい遠くに飛ぶでしょうか。勢いは? スピードは? 威力はどうでしょう? 遠くに飛ばそうと、腕に力を入れれば入れるほど、腕の動きは固くなり、ボールの勢いも威力も飛距離もなくなるのが想像できると思います。 それでは、このボールを今度は腕を後ろに大きく引いてから、ふりかぶるように投げてみます

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  • 眠りから覚める日は突然に - Poco a poco

    最近、編み物にはまっています。はまりだして3日目です。 超初心者向けのキットを購入して、めちゃくちゃ親切な説明書を見ながら、ガーター編みをひたすら練習しています。 いつまで続くかは謎ですが、今のところの心境は 「100年の眠りから覚めたオーロラ姫になった気分」です。 少し、私の編み物遍歴を説明しようと思います。 私の母は編み物が得意で、よく自作のセーターを着ていました。 それを見て、小学2年生の冬、「私も編み物がしたい!」と母に頼むと、母は喜んで赤い毛糸と棒針を用意してくれました。母にガーター編みを習って、マフラーを編み始めたのですが……。 母は親切なことに、左利きの私のためにわざわざ左右逆の編み方を教えてくれたんですね。小学生ですから、編み目が増えたり減ったり揃わなかったり。編み続けるにつれてどんどん不格好になっていくマフラーを見て、嫌になり、編み途中のままほっぽりだして早数十年。 それ

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  • 今を生きる - Poco a poco

    音楽仕事をしているのに、音楽をほとんど聞かない生活を送っています。 最近、発表会が終わり、珍しくたくさん歌をうたったので、体調を崩してました。 この現象、ほんとに自分でも謎だったのですが、だいぶ回復してきて、自己分析も進んできました。 単純に、音楽から受け取る情報量が自分の許容量を超えていたのだと思います。 改めて、私の仕事音楽自体ではなく、音楽を言葉で表現することなのだと認識し直しました。 今は、惰性で続けていた事柄を見直し、生活を組み立て直している最中です。 ここ10年ほど、発声や身体の使い方、筋肉のコントロール、ボイストレーニングについての探求をし続け、ボイトレに関してはある程度の結論と方法論が確立しています。 今興味があるのは、共感覚、視覚情報、美術、言葉、創作、表現。 過去の栄光に縋ることほどダサいことはないので、常に手放し、進んでいきたいと思います。

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  • 大人の夢 - Poco a poco

    先日、50代の方がシンガーソングライターコースに入会されました。 楽譜を読んだことも、楽器を触ったこともないところからのスタートです。 …というわけで、私はピアノ弾き語りのコースも担当しています。 最近、当によく思うのが、「大人のやりたい!を受け入れられるレッスンでありたい」ということです。 子供は純粋な興味や親の意向で習いに来る子が多いのですが、大人の場合は習い事を始めるって、結構ハードルが高いと思うんです。 仕事や生活との兼ね合いや、初心者の場合はレッスンについていけるか?レッスンや練習の時間を確保できるか? この歳で始めて、当に上達するのか? 等、次から次へとネガティブな考えが浮かんできます。 というのは、私が今、絵画教室を探していて、感じていることです。 何年も前から、ふと思い出しては探す、というのを繰り返しています。 なんだか美大受験とか子供向けアート教室みたいなのは、たくさ

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  • 音楽療法とは何だったのか - Poco a poco

    音楽療法士をしていた頃のことを書いてみます。 私は大学を卒業してすぐ、精神科の病院に入職しました。そこでは主に重度認知症の高齢者を対象とした音楽療法をしていました。 「回想法」と呼ばれる、歌唱を中心としたグループセッションや作曲等を行う個人セッション、レクリエーション要素の強い大集団の音楽療法セッションなど、さまざまな形で音楽療法をさせてもらえました。 特に、歌唱の反応は良く、毎回「心の洗濯をしました」と言われるクライエントの言葉が大好きでした。 そんなわけで、今日は「音楽療法とは何だったのか?」を掘り下げてみたいと思います。 音楽療法はぶっちゃけ、金になりません。 客寄せパンダ的な存在で、「音楽療法やってます!」とその施設が宣伝する道具に成り下がっている感はあります。 しかも、国家資格でも何でもないので、自称で音楽療法士を名乗ることも可能です。 これらもろもろの理由から、「音楽療法士」と

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  • モーニング・ページの効用 - Poco a poco

    モーニング・ページを始めて1週間が過ぎました。 新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。 作者:ジュリア・キャメロン 発売日: 2017/05/08 メディア: 単行(ソフトカバー) 最近は「言葉」に興味があって、日語の勉強とかしていたのですが、なんか違うなーと思ってきて、ようやく「言葉とアートの融合」に興味があったのだと思い至りました。そしてこの↓で、それを「詩」と呼ぶのだと知り… 詩を書くってどんなこと?: こころの声を言葉にする (中学生の質問箱) 作者:英輔, 若松 発売日: 2019/03/08 メディア: 単行 詩にもならない言葉の羅列をインスタにあげたりしてみています。 モーニング・ページというのは、毎朝、ノート3ページ分、思い浮かんだことを自由に書く、という作業なのですが、かなりおすすめです。 心の声を吐き出す、日常の雑多な言葉を排出する作業で、私の場合、今のと

    モーニング・ページの効用 - Poco a poco
  • 突発性難聴になった時の話 - Poco a poco

    数年前、突然耳が聞こえなくなりました。 その時の私は一日10時間、週6日働くというめちゃくちゃな働き方をしており、やるべきことに追われ続ける日々を送っていました。 難聴になって一番はじめに抱いた恐怖は、「二度と音楽仕事が出来なくなるかもしれない」ということ。 「ばれたら干される」という恐怖心が先に立ち、耳が聞こえないことはずっと隠していました。 昔から大きい音が苦手で、オケなどの洗練された音なら大丈夫なのですが、騒音に近い音の中にいると逃げ出したくなります。 当時を振り返ってみると、難聴になった原因は、「絶え間ないおしゃべりを聞きたくなかったから」かな、と。 音楽と違って、他人のおしゃべりは騒音に近く、無秩序で、終わりの見えない、拷問のようなものでした。 耳が聞こえなくなって、無意識のうちに、そういうものから離れるようになり、そうしているうちに回復することができました。 当時は、絶望感し

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  • 言葉を紡ぐ - Poco a poco

    こんにちは、ボーカル/ピアノ講師のreinaです。 あと5回、生まれ変わったら、画家、小説家、ヒーラー、僧侶、講演家になりたいです。 とりあえず今日は画家になるべく、絵を描いてみました。 適当に描いたら、想像と現実の実力の違いにびっくりしましたが、絵を描くことは癒しになるなあと思いました。 しばらくは、知識を入れず、下手さを楽しもうと思います。 最近、自分の嗜好は「音」よりむしろ「言葉」にあるような気がしています。 今している仕事も「音楽を言語化すること」なのだと、突然思い至りました。 無秩序な音を、言語化して相手に伝え、整えていく過程は面白いです。 「言葉」に関して言うと、読むのは好きですが、産み出すとなるとなかなか思い通りにいかず、もどかしさがつのるばかりです。 こうして、ブログを書くのでさえ、今はなかなか大変です。 文章の整合性とか美しさとか以前に、言葉が出てこない。 それでも、何度

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  • 自分の感覚に従うこと - Poco a poco

    こんにちは、ボーカル/ピアノ講師のreinaです。 最近は意識して環境を整えようと思っていて、今日から朝活を始めてみました。 仕事前に近所の書斎(レンタルスペース)に寄って、読書をしてから出勤。 今、必要なこととか必要なものがだいぶ分かってきて、現在の自分にもろもろの環境が追い付いていないことに気づきました。 今までの判断基準は「コスパが良いか」「役に立つか」だったのですが、最近は「今、やりたいか」で判断することが増えてきています。 心が動く方向に進む感覚というか。自分がしっくりくる選択をする。 今までより直観的な判断ができるようになってきました。 今振り返らなくても、私は大学時代が一番「やばいやつ」だった自覚があるのですが、その時の嗜好とか感覚を思い出していて、「ああ、自分はこういうのが好きだったんだよなあ」と、来の自分を取り戻しつつある感じです。 私が大学時代に探していたのは「音楽

    自分の感覚に従うこと - Poco a poco
  • わかりやすさよりも大事なこと - Poco a poco

    こんにちは、ボーカル/ピアノ講師のreinaです。 前回は、私の人生の選択を変えた先生の話を書きました。 今回は、大学時代の恩師の話を書こうと思います。 私が今、歌の仕事をしているのは、この先生の存在があったからです。 高校卒業後、私は音大の教育音楽学科音楽療法コースに入学しました。 音楽科だと、主科と副科のみのレッスンですが、教育音楽学科の場合、主科、副科のレッスンに加えて、声楽の授業もありました。 2年の時に声楽の授業を担当された先生が、私に目をかけてくださり、無償で個人レッスンをしていただけることになりました。 なので、私は2,3年の2年間、声楽の授業、個人レッスンに加えて、イタリア語など、声楽科と同じ授業も一緒に受けていました。 私は昔から歌をほめられることが多かったのですが、その先生は「声楽科に移らないか?」「声楽でコンクールを受けないか?」「コンクールで賞を取れば声楽は仕事にな

    わかりやすさよりも大事なこと - Poco a poco
  • 子供たちと自分自身の未来のために今出来ること - Poco a poco

    こんにちは、ボイストレーナーのreinaです。 最近は山口周さんのをよく読んでいて、考え方のアップデートの必要性を痛感しています。 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書) 作者:山口 周 発売日: 2017/07/21 メディア: Kindle版 ニュータイプの時代 作者:山口 周 発売日: 2019/07/04 メディア: Kindle版 自分の受けた教育をそのままやるのは簡単だけど、これからの時代を生きていく子供たち(大人にも!)に向けた内容に意識して変えていく必要がありますね。 とはいえ、新しい視点を取り入れるのは大変。 少しずつでもシフトチェンジをしていきたいものです。 今読んでいるのはこの↓ ずっとやりたかったことを、やりなさい。 作者:ジュリア・キャメロン 発売日: 2012/11/05 メディア: Kindl

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