インドネシア北部アチェ州ロスマウェの入国者収容センターで待機するロヒンギャの人々(2020年6月26日撮影)。(c)CHAIDEER MAHYUDDIN / AFP 【6月27日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島沖で立ち往生していた100人近いイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)が25日、海岸へと無事たどり着いたのは、新型コロナウイルスを懸念して収容を拒否する当局の判断に憤慨した地元住民の力添えによるものだった。 ミャンマーで迫害を受けて逃れて来た、子ども30人を含むロヒンギャ難民94人前後は今週、壊れかけた木造船から漁師たちによって助け出された。だがその後、スマトラ島最北端に位置するアチェ(Aceh)州の管海官庁が介入。同島北部沿岸に位置するロスマウェ(Lhokseumawe)市当局は、新型ウイルスへの懸念からロヒンギャの人々の上陸を拒否したという。 その対