米Hewlett-Packard(HP)は10月3日(現地時間)、企業向けインフラソフトメーカー、英Autonomyの買収を完了したと発表した。HPがAutonomyの株式の87.34%を1株当たり25.50ポンド(約35ドル)の現金で取得し、総額はおよそ103億ドルに上る。 Autonomyは1996年創業のケンブリッジと米サンフランシスコに拠点を置く情報・通信関連ソフトウェアメーカー。顧客は、AT&TやVerizonなどの通信キャリアやBBC、Reutersなどのメディア、ソニーやトヨタなど広範な業種にわたる。 買収後、Autonomyは独立事業として現CEOのマイク・リンチ氏が率いる。同氏はメグ・ホイットマンCEOの直属となる。HPはこの買収で約2万5000社の顧客を獲得し、企業向けソフトウェア事業へのシフトを促進する。 ホイットマン氏は声明文で「爆発的に増加する非構造データおよび構