同社は海外戦略の強化を目指し、2010年に社内公用語の英語化を発表して話題になった。それ以来、社員にTOEIC受験を義務付けたり、単語テストを実施するなど、全社的な英語スキル向上に向けてさまざまな施策を行ってきたという。 プロジェクトの発表から2年たった今、「すでに社内会議の80%以上が英語で行われるようになった」と三木谷社長。社員のTOEIC平均スコアは526点から694点へと向上したほか、幹部は全員800点以上を獲得したという。 三木谷社長は「うちの社員にはもう通訳が必要なくなった」と自信を見せる。「流暢に英語を使えるようになった社員もいるし、上手でなくても恐れずに英語を話すようになった社員が多い」。人材採用でも英語を重視し、新卒採用では約3割を日本人以外から採用しているという。 英語公用語化の本格スタートを通じ、三木谷社長は「世界中のグループ企業を“1つの企業として”運営していきたい
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