国内で初めてできた公立のマンガ専門図書館「広島市まんが図書館」(同市南区)で、その年の世相をテーマにしたマンガのコンテスト「おもしろその年まんが大賞」の過去10年の大賞作品の展示が行われている。来年1月29日まで。入場無料。 展示は、同館が昨年に開館10周年を迎えたことを記念して企画。その年に話題になった人やものを、ユーモアを交えて描いた1~4コマのマンガを「おもしろその年まんが大賞」として同館が募集しており、毎年、多くの作品が寄せられている。 展示作品は、地域振興券の交付が決まった平成10年、子供のいる家庭の世帯主や高齢者などに配られることを知った母親が、「生んでよかった」と笑顔で子供を抱きしめる「子供は宝」や、耐震強度偽装問題でゆれた平成17年の、“耐震偽装ビル”と表示されたビルの屋上で、巨大なゴリラが座り込んでおびえている「えらいビルへ登っちゃった…」など、ユーモアたっぷりの作品が訪