Open Access Japan | オープンアクセスジャパン Ask not what Open Access can do for you. Ask what you can do for Open Access Home Archives オープンアクセスとは RSS 京産大が,ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授・小林誠教授のProgress of Theoretical Physicsに掲載された論文を早速無料公開していました。保存先は,機関リポジトリではないのが,惜しいところです。古い論文なので,arXivには入っていないようです。PTPのサイトでも告知がなされています。 http://www.kyoto-su.ac.jp/more/2008/305/nobel/index.html http://ptp.ipap.jp/journal/ http://www.ipap.j
九州地区の大学が共同して,いわゆるオーバーレイジャーナル「『研究論文集』-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集-」を刊行していました。複数大学が関係していること,新しい雑誌を作ったという点で,日本の先行例と違うのかと思います。新しい試みとして注目です。 一点気になるのは,掲載された論文の大部分が,すでに他の紀要で発表済みで,それを加筆修正,レイアウト変更した,査読を受けたといった変更を経て,「研究論文集」に掲載されているということです。普通,学術雑誌に載る論文は,未発表のものに限られるというのが個人的な理解ですが(この前提が間違っていると,意味のない話です),新たな知見が追加されて再構成されているとか,内容的には似ているが論文としては別物であるという過程を経ているからOKということなのでしょうか?(投稿規定には,未発表のものに限るとは書いてありません)
Amazon.comで,雑誌記事が売っているのは知っておりましたが,真っ当な学術雑誌論文が購入できるようになっていました。といっても,その規模も範囲も全く分かりませんが,Amazonがこうしたものを販売する,出版者もAmazonで販売するということが意外でした。 たとえば,岸田先生がIPMに発表した「Technical issues of cross-language information retrieval: a review」は,Amazonで買うことができ,倉田先生らの「Electronic journals and their unbundled functions in scholarly communication: Views and utilization by scientific, technological and medical researchers in Ja
Open Access Japan | オープンアクセスジャパン Ask not what Open Access can do for you. Ask what you can do for Open Access Home Archives オープンアクセスとは RSS Webometrics Ranking of World Universitiesが、世界のリポジトリのランキングを発表していました。それによると、1位は物理学分野を中心としたプレプリントサーバであるarXiv、2位は経済学分野のリポジトリであるRePEC、3位は図書館情報学分野のリポジトリであるE-LISとなっています。上位3位まではすべて分野型リポジトリですが、4位にいわゆる機関リポジトリであるサウサンプトン大学のリポジトリがランクインしています。 日本は、8位に筑波大、82位に早稲田大、111位に京大、132位
上院下院によって可決され妥協案が提出された労働・厚生・教育歳出法案に対して,ブッシュ大統領がAirforce1上で拒否権を行使しました。 議会が制定した法案は国家元首たる大統領のもとに送付される。 大統領がこの法案を承認する場合は、法案への署名をもってこれが法律となる。 大統領がこの法案を承認しない場合は、法案には署名せずに、承認できない理由を明記した別書を添えて、日曜を除いた十日以内に議会に差し戻す。 その場合、議会は大統領が承認できない理由を十分に考慮したうえで、必要に応じて法案に修正を加えた上で大統領に再送付するか、または 両院で3分の2以上の多数で再可決して大統領の署名なしで法律にする。 ただしこれらが会期内にできないときは廃案となる。 今は3の段階なので,5で再可決されれば,NIH PAPの義務化が法律となります。50名以上の共和党議員にも支持された超党派法案でありますが,行く末
慶應義塾大学の倉田先生による「学術情報流通とオープンアクセス」が刊行されました。 このブログを閲覧されている方は必読の書ですね。 印刷物から電子メディアヘという学術雑誌のあり方の変化は、学術情報流通をどのように変容させたのかを分析。オープンアクセスを中心とする新たな動向も検討する。 電子ジャーナルの出現は、「流通」側面の電子化の実現を意味する。学術雑誌の提供方法の変化は、出版社、大学図書館、学会、大学、政府などを巻き込んだ、学術情報流通の再編成の動きに繋がっている。「電子メディア」であるがゆえの特質は、どのような影響をもたらしており、今後どのような方向に向かうのかを具体的に論考する。
日本生態学会のWebサイトに,「本学会の学会誌に掲載された論文の大学図書館などへの再掲載(機関リポジトリ)に関するお知らせ」(会員向け)と「機関リポジトリに対する手続きについて」(各機関向け),機関リポジトリ登録依頼書(様式1),日本生態学会論文等リポジトリ登録許可証(様式2)が公開されていました。いわゆる,GreenあるいはBlueな立場ですが, 機関リポジトリに取り組んでいる大学図書館等の機関から申請があれば再掲載を許可する 機関リポジトリ事業に取り組んでいる大学図書館等が日本生態学会の学会誌の論文登録をしたい場合は,本会指定の申請書類(申請書類のページ参照)を学会事務局に提出しなければなりません。提出された書類を審査し,問題がなければ許可証を発行します 大学図書館等はその機関所属の生態学会会員に対し,学会誌に掲載された論文の最終原稿の提出を要請します.機関リポジトリへ協力可能な本会会
natureの記事「Community service : Introducing three free-access websites for research networking and outreach.」によると,「Nature Reports Climate Change」と「Nature Reports Stem Cells」,および「Nature Precedings」をローンチしています。 前者2サイトは,基本的にはブログ形式をとり,環境変化や幹細胞に関して,ニュースやコメントさらにはNatureの刊行物をも合わせて提供することで,関心のある読者間のコミュニティを形成することを目的としているようです。 気になるのは,後者の「Nature Precedings」で,このサイトでは,研究者が初期の研究成果(たとえば,プレプリント,ホワイトペーパー,テクニカルペーパー,会議録や
PLoSが,7月15日以降受理された論文について,著者支払額を1割程度値上げすることを発表していました。 PLoS Biology US$2500 -> 2750 PLoS Medicine US$2500 -> 2750 PLoS Computational Biology US$2000 -> 2100 PLoS Genetics US$2000 -> 2100 PLoS Pathogens US$2000 -> 2100 PLoS ONE US$1250 PLoS Neglected Tropical Diseases US$1750 (pre-launch) なお,2006年のPLoS刊行タイトルのインパクトファクターは, 14.1 for PLoS Biology (14.7 in 2006) 13.8 for PLoS Medicine (8.4 in 2006) 4.9 fo
OUPから刊行されているJournal of Experimental Botanyが,新しいオープンアクセス出版の実験を開始するようです。その内容は,2007年4月以降の刊行論文は,著者の所属大学が同誌を予約購読をしていれば,追加料金を支払うことなく,自動的にその論文は無料で公開されるようになるというものです。予約購読をしていない場合は,他のハイブリッドサービスと同様に追加料金(£1500/$2800/€2250)を支払う必要があるとのことです。編集委員会としては,7割がこの実験をとおして,オープンアクセスになるのではないかと期待しています。 http://www.oxfordjournals.org/exbotj/openaccess.html 予約購読費(オンライン):£816 ($1469, €1224) 投稿者 smine : June 20, 2007 11:33 AM トラッ
イギリス逐次刊行物グループが,「Final Report on the Investigation into the Feasibility of Developing and Implementing Journal Usage Factors」を発表していました。著者は,利用統計でつとに有名なCOUNTERのピーター・シェファード氏です。 目的は,雑誌の「利用ファクター」の開発と実装の可能性の一時的な評価で,著者/編集者,図書館員,出版社計29名に対する電話調査と1,400名の著者と155名の図書館員が参加したWeb調査に基づく結果が示されています。全体的に利用ファクター(UF)に対する関心や支持は高いようですが,利用ログの分析に伴う問題点について解決しなければならないことなどが指摘されていました。 利用ファクター=総利用数(特定期間におけるCOUNTERのJR1)/オンライン公開され
natureに,「Academics strike back at spurious rankings」という記事が掲載されていました。 ダグラス・ベネット アールハム大学学長ほか11米国大学学長が,アメリカで最も著名な大学ランキングである「U.S. News & World Report」への調査協力をボイコットするよう呼びかけを行い,すでに新たに17大学がボイコットを支持の署名をしているそうです。 マンチェスター大学アラン・ギルバート学長曰く,「現在全ての大学ランキングはある程度の欠陥がある。ほとんどは根本的なものだ」そうで,Times Higher Education Supplement (THES),上海交通大学,ライデン大学のランキング手法が紹介され,特にISIの引用データは,研究機関名のスペルミスや省略が見られ,データをきれいした場合,オックスフォード大学の論文数は40%増加
Craig, Ian; Andrew Plume, Marie McVeigh, James Pringle & Mayur Amin. Do Open Access Articles Have Greater Citation Impact? A critical review of the literature. Journal of Informetrics. 2007. (accepted) http://www.publishingresearch.net/Citations-SummaryPaper3_000.pdf.pdf 結論は,調査方法をより厳密にすると,オープンアクセスと被引用数との間にある関係は,見られないというものです。著者がWiley-Blackwell,Thomson Scientific,Elsevierの人たちであること(URLを見ればなおさら)から,必ずし
NIHパブリックアクセス方針による論文原稿の任意登録は3.8%という登録率の低さだけが一人歩きしているところもありますが,施行から2年の2007年にはいって,一月あたり1000件程度が登録されるようになってきており,総登録原稿数は1.2万になりました(半数弱が刊行前の論文原稿,PMCでの未公開分も含む)。この上昇は,UKPMC分も追加されているからとも考えられますが,統計自体はNIHMSに登録された論文数なのでUK分は含まれていないと考えても良いかと思われます(検索結果のリストにはどこにアーカイブされているか表示されていますが,紛らわしいので,簡単に区別できるとよいのですが・・・)。 このエントリーをはてなブックマークに追加 author manuscript[filter] で検索すると,7378件 Limits: "Research Support, N I H, Extramural
AAASとIFTECH(未来工学研究所)/NISTEP(科学技術政策研究所)が共同で,知的財産保護政策が推進されることで研究者の研究成果のインプットおよびアウトプットへのアクセスにどのような影響を与えているのかを調査した結果「Research Tool Access in the Age of the IP Society: Results from a Survey of Japanese Scientists」が公開されていました。 2006年11月から2007年1月にかけて,日本の大学および政府の研究所に所属する研究者6700名を対象に,特許関連の活動,特許技術へのアクセスの困難さ,研究成果公開の抑制,公開先の選択基準(オープンアクセスや著作権保護された著作物や公的助成をうけたデータセットへのアクセスに関する問題)などについて,ウェブ調査を実施したそうです(回答率19%,1267名)
ゆうキャンパスリポジトリに続いて,「広島県大学共同リポジトリ HARP(Hiroshima Associated Repository Project)」の構築実験が行われているようです。広島市立大学,広島国際大学,広島工業大学,広島女学院大学,広島修道大学,広島大学,広島経済大学,日本赤十字広島看護大学,安田女子大学・短期大学、尾道大学が参加しています。(URLに間違いがありました。大変失礼いたしました) 実態は明記されておらず良くわかりませんが,ソフトウェアはXooNIpsDSpaceで,サーバ自体は,広島工業大学に設置されているようです。今現在日本にある機関リポジトリの構築にどれくらいのコストがかかっているのか全く持って不明ですが(CSI事業の予算から類推できるのでしょうか?),研究志向でなかったり大規模でない大学の場合,一大学単位で機関リポジトリを構築するよりは,共同利用したほうが
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