日本生産性本部は、2010年12月からSCM(サプライチェーン・マネジメント)の知識を問う国際資格の認定試験を東京都内で実施する。英語の設問に対してマークシートで回答する形式で実施予定。5科目を受験し、一定のレベルに達したと認められると、米APICS(米生産在庫管理協会)認定の「CPIM」という国際資格保有者となれる。 「受験を通してSCMに不可欠な用語や定義の国際標準を身に付け、調達業務などに必要なコミュニケーション能力を向上させられる。例えば『在庫』のことは『inventory』と呼ぶ企業も、『stock』と呼ぶ企業もあるが、こうした用語の辞書を作る必要性から企業は解放される」と、日本生産性本部コンサルティング部の黒田和光統括プロデューサーはこの資格の意義を説明する。また、SCM関連職のグローバル人事の物差し作りにも役立てられるという。 1回目の試験は12月4日に東京・渋谷で実施する。
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