米IDCが現地時間2012年7月26日に公表した世界のスマートフォン市場調査によると、同年第2四半期(4~6月)における出荷台数は、1億5390万台となり、前年同期の1億830万台から42.1%拡大した。これに対し、携帯電話全体の出荷台数は4億600万台と、同1%増にとどまった。 IDCによるとスマートフォンの42.1%という伸び率は、2009年第4四半期以降で最も低い水準。経済危機への懸念が市場の成長見通しを不安定にしているという。メーカー各社は欧州圏で販売に力を入れているが、今のところ効果は表れていない。新興国市場は引き続き好調だが、欧州各国の減少分をどこまで補えるかは不透明という。 メーカー別のスマートフォン出荷台数を見ると、韓国Samsung Electronicsが前年同期比172.8%増の5020万台となり、2位のAppleとの差を広げた。Samsungのシェアは前年同期の17