小型衛星打ち上げ 新技術確立へ 3月3日 4時2分 低コストで開発できるとして世界的にニーズが高まっている、小型衛星の打ち上げ機会を増やそうと、宇宙航空研究開発機構は、ロケットで直接打ち上げるのではなく、無人輸送船「こうのとり」で複数の小型衛星を宇宙に運び、目的の軌道に入れる、新たな技術の確立を目指すことになりました。 小型衛星は、短い期間で、しかも低コストで開発できるなどとして、最近、世界的に注目を集めていて、日本でも大学などが開発に乗り出していますが、国内での打ち上げ機会は年に1回程度しかないのが現状です。このため、宇宙航空研究開発機構は、日本の無人輸送船「こうのとり」で複数の小型衛星を国際宇宙ステーションに運び、そこからロボットアームを使って地上400キロの軌道に入れる、新たな技術の確立を目指すことになりました。この方法を使えば、ロケットで直接打ち上げる場合に比べて、衛星に加わる振動
日本の無人宇宙輸送機「HTV(愛称・こうのとり)」2号機が、今月18~19日に国際宇宙ステーション(ISS)上で「引っ越し」をする。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が15日、詳細を明らかにした。米スペースシャトルが到着するのに備えて場所を空けるためという。シャトルは27日にISSにドッキングの予定。HTVと接触事故を起こさないようISSのロボットアームでHTVをつかんで別の場所に一時移す。
「こうのとり」ISSに結合=ロボットアームで「百点満点」−水や実験器具補給 「こうのとり」ISSに結合=ロボットアームで「百点満点」−水や実験器具補給 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ日本の無人補給機「こうのとり」(HTV)2号機は27日午後8時41分、高度約350キロにあるISSのロボットアームに捕捉された。ボルトによる結合も終了。ドッキング作業は28日午前4時ごろ完了する見通し。 宇宙航空研究開発機構のHTV運用責任者、田邊宏太フライトディレクターは「トラブルもなく、ほっとした。計画通りで百点満点」と笑顔で話した。 HTVは22日に打ち上げられ、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)からの指令と全地球測位システム(GPS)による自動航行で、ISSの直下10メートルに接近。ISSの宇宙飛行士が「く」の字型のロボットアームをゆっくりと近づけ捕捉した。 宇宙機構によると、捕捉の際
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ日本の無人補給機HTV(愛称・こうのとり)2号は27日夜、ISSとのドッキングに向け、エンジンを制御して徐々に接近する作業を始めた。 こうのとり2号は27日午後6時50分ごろ、ISSの真下約250メートルに到着。姿勢を反転させた後、レーザー光線でISSとの距離を精密に測りながら10メートルの距離まで上昇した。 続いてISSの乗組員が、備え付けのロボットアームを操ってこうのとり2号をつかまえ、引き寄せる作業に入った。乗組員6人の安全にかかわるだけに、作業は慎重に進められた。 こうのとり2号は28日午前4時ごろ、電気や通信ケーブルをつないで完全にドッキングし、結合作業を完了する。 こうのとり2号は今月22日、H2Bロケットで鹿児島県種子島から打ち上げられた。ISSに運ぶ物資は計5.3トン。米国に依頼された実験機器や乗組員の衣類、食料のほか、今回初めてア
【ワシントン=勝田敏彦】国際宇宙ステーション(ISS)に向かっている無人補給船「こうのとり(HTV)」が27日、到着する。米国のスペースシャトルや欧州の補給船ATVも近く到着して、ドッキング中のロシアの補給船プログレスやソユーズ宇宙船も含め、最大6機の宇宙船が勢ぞろいしそうだ。 ISSでは、打ち上げが遅れていたシャトルやATVのドッキングが2月から3月にかけて集中。シャトルのドッキング中にHTVが分離するとトラブルの原因になる可能性があるため、米航空宇宙局(NASA)は宇宙航空研究開発機構にHTVのドッキング期間の延長を要請した。ドッキング期間が最長で想定の2倍の60日になる可能性がある。 シャトルとHTVはドッキングする位置が近いため、ロボットアームでHTVを別の位置に仮移動させ、シャトル分離後にまた戻す作業が必要になりそうだ。 HTVは補給物資をISSに移し、30日間でごみを積み
宇宙航空研究開発機構は22日午後2時37分、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を、大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。HTVは約15分後、ロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。HTVは順調にいけば、27日夜にISSへ到達する。
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」(HTV)2号機を載せた大型国産ロケットH2Bの2号機が22日午後2時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後、HTVを高度約300キロで正常に分離し、軌道投入に成功した。H2BとHTVの打ち上げ成功は2009年9月に続き2回目。 HTVは、国際約束で分担しているISSへの補給義務を果たすために新たに開発された。H2Bから分離後、地球を回りながら5日ほどかけて少しずつ高度を上げてISSに接近し、ドッキングする計画だ。直径約4・4メートル、長さ約10メートルの円筒形で、荷物を含めた総重量は約16トン。宇宙飛行士の食料や飲料水、衣類やシャンプーなどの日用品、日本の実験棟「きぼう」の実験機器などを積み込んでいる。機体の製造費は約150億円。 H2Bは、重量の大きいHTVを載せるため、H2Aのメーンエン
宇宙航空研究開発機構は22日午後2時37分、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を、大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。HTVは約15分後、ロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。HTVは順調にいけば、27日夜にISSへ到達する。
クリックして拡大する移動式発射台に載せられ、大型ロケット組立棟から打ち上げ地点へ向かう国産最強型ロケット「H2B」2号機=21日、鹿児島県のJAXA種子島宇宙センター 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける無人補給機「こうのとり(HTV)」2号機を載せた国産最強型ロケット「H2B」2号機が22日午後2時37分57秒、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられた。こうのとりは午後2時50分すぎ、H2Bロケットから分離され、予定軌道に投入された。打ち上げは成功した。28日のドッキングに向けて高度約350キロのISSを目指す。 H2Bの打ち上げ費は約150億円、こうのとりの機体製造費は約140億円。打ち上げ後、茨城県のJAXA筑波宇宙センターにある管制室はこうのとりの運用を本格化した。 H2Bは国産主力ロケット「H2A」の増強型で、技術的共通点が多いH2A
こうのとり 切り離しに成功 1月22日 14時56分 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船、「こうのとり」を載せたH2Bロケットが、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、午後2時53分ごろ、「こうのとり」を予定の軌道で切り離し、打ち上げは成功しました。 H2Bロケットは、打ち上げ5秒前にメインエンジン2つに点火されたあと、午後2時37分57秒に、補助ロケット4本にも点火され、ごう音とともに発射台を離れました。ロケットは、補助ロケットや1段目を次々に切り離して上昇を続け、打ち上げから15分余りあとの午後2時53分ごろ、高度287キロ付近で「こうのとり」を切り離し、打ち上げは成功しました。「こうのとり」は、地上350キロの軌道を回る国際宇宙ステーションに物資を運ぶため、日本が開発した無人の輸送船で、おととし秋に続き今回が2回目の打ち上げです。実験装置のほか、宇宙飛行士の飲み
宇宙航空研究開発機構は20日、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を22日午後2時37分、大型ロケット「H2B」2号機で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げると発表した。 同機構によると、22日午後の同センター付近の天気予報は晴れ。延期の原因となる、氷の粒を含む雲は発生しないとみられる。こうのとりの打ち上げは当初予定から2日間延期されたが、打ち上げからISSへ到達するまでの日数を7日間から5日間に短縮するため、飛行計画自体は当初計画通りとなる。
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