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ブックマーク / cruel.org (3)

  • ポール・クルーグマン "White Collars Turn Blue"(日本語訳)

     ホワイトカラー真っ青 White Collars Turn Blue ポール・クルーグマン 山形浩生訳 読者への註。この文は、ニューヨークタイムズ誌の100周年記念特別号のために書かれた。このとき与えられた指示というのは、これがいまからさらに100年後の記念号用の文だと思って、それまでの過去1世紀をふりかえって書いてくれ、というものだった。 過去をふりかえるときには、いろんなことを大目に見るよう心がけないとね。20世紀末の観察者が、来る世紀についてすべてを予言できなかったといって責めるのは、不公平ってもんだ。長期的な社会予測は、今日でもまだ厳密な科学とはいいがたいし、1996年には現代の非線形ソシオエコノミクス創始者たちは、まだ名もない大学院生にすぎなかった。それでもその当時ですら、経済的な変化を駆動する大きな力が一方ではデジタル技術の絶え間ない進歩で、一方ではそれまでの後進国へ経済発

  • やっぱり貧乏人は合理的でないのかもしれないよ。

    (The Economist Vol 383, No. 8526 (2007/04/28), "Economic Focus: Another day, another $1.08," p. 90) 貧乏人は減りつつあるし、その貧乏にでさえ選択の余地はある――最善の選択をするとは限らないかもしれないけれど。 今月、世界銀行は、一日一ドル以下で暮らす人の数が 2004 年には 9.86 億人だったと発表した――これはそうしたひどい状態で暮らす人の数が 10 億人を下回った初めての年となる。世界銀行の極度な貧困の定義は、明快で単純で、dollar a day と d の続く頭韻にさえなっている。Journal of Economic Perspectives最新号で、マサチューセッツ工科大のアブジット・バナジーとエスター・デュフロは、これをレトリック的な名作と呼んでいる。だがこれはそんなにいい

  • Magazine ALC コラム 2006/12 - 現場にいくのがそんなに偉いか? 真の世界貢献とは

    『山形浩生の:世界を見るレッスン』 連載 8 回 現場にいくのがそんなに偉いか? 真の世界貢献とは 月刊『マガジン・アルク』 2006/12号 要約:GSM 携帯電話が世界に普及したことで、途上国の地方村落の通信状況は過去10年ほどで劇的に改善した。現場で途上国村落の通信改善をやっている NGO や援助関係者が束になってもかなわないほどの貢献を、GSM 電話の開発者たち(そしてその活動を支えた人々)は途上国に対してやったことになる。実際に途上国に出て現場で活動することにあこがれ(そして時に変な優越感)を抱く人がいるけれど、当に途上国の人のためになるのは、案外現場に敢えていかないことかもしれない。 昔ぼくの知っていたある NGO の女性は、途上国の村に非常用無線を入れるという活動をやっていた。そういう村は、急病人や非常時が起きても連絡がとれずに対応が遅れるケースが多い。だから、これは非常に

    n-e
    n-e 2008/02/14
    "でもあなたの仕事(学生なら将来の仕事)だって、めぐりめぐって途上国の役にたつこともあるはずなのだ。"
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