尖閣ビデオ流出 一般公開避けた政府の責任だ(11月6日付・読売社説) 尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の当時の模様を撮影したビデオ映像が、インターネット上に流出した。 政府内部から持ち出された疑いが濃厚で、極めて遺憾な事態である。 だが、それ以上に残念なのは、こんな不正常な形で一般の目にさらされたことだ。政府または国会の判断で、もっと早く一般公開すべきだった。 流出したのは、計6個の動画ファイルに分割された計44分余りの映像で、インターネット動画サイトに投稿された。中国国内の動画サイトでも、転載と当局による削除が繰り返されているという。 海上保安庁と検察当局が保管するビデオ映像を、何者かが意図的に流出させた可能性が高い。先に一部国会議員に公開された映像は約7分に編集されたもので、今回の映像とは長さが異なる。 警視庁の国際テロ捜査に関する内部資料とみられる文書が、ネット上に流出したばかりだ