外国人観光客らに人気が高い築地市場(東京都中央区)のマグロの競り見学について、都は30日、見学者を1日あたり140人に制限することを決めた。業務への支障を避けるためで、見学希望者を先着順で70人ずつ2回に分けて入場させる。連休明けの5月10日から実施する。 都は2008年4月、冷凍マグロ卸売場の一角に設けた見学者エリア(定員70人)に限り立ち入りを認めるルールを設けた。同年から年末年始の繁忙期の見学中止も実施。今年は新たに観光シーズンの4月8日から約1カ月間、中断している。 都の担当者は「人数制限は業務と観光客の安全を両立するためにはやむを得ない措置」としている。